イオンを除去して排水の再利用を検討 『セレミオン』電気透析装置
工場排水のクローズド化や減容化をご検討の方。イオン交換膜『セレミオン』利用の電気透析装置は排水中のイオンの分離・濃縮ができます。
基本情報
『セレミオン』による電気透析装置は、排水処理の分野で皆様のお役に立っています。 お客様の用途に応じたイオン交換膜をご用意しております。 お気軽にお問い合わせください。 <『セレミオン』による電気透析装置> ・イオン性物質を選択的に、短時間で分離・濃縮・脱塩・回収できます。 ・非イオン性の化合物はイオン交換膜を透過しないため、効率よくイオンの分離や濃縮が可能です。 ・運転圧力が低いため、扱いが容易です。 ・低電流通電による運転なので、ランニングコストも低く抑えられます。 ・イオン交換樹脂のように再生操作を必要としないため、再生薬剤は不要でメンテンスが簡単です。 ・小型電気透析装置の実験結果から実機規模計算が容易にできます。 ・既存の排水処理の後段に電気透析装置を追加して処理ができます。 『セレミオン』はAGCエンジニアリング株式会社の登録商標です。
価格帯
100万円 ~ 500万円
納期
~ 1ヶ月
貸し出しには予約が必要ですのでお問い合わせください。
型番・ブランド名
セレミオン
用途/実績例
・電気透析による脱塩濃縮プロセスのテスト ・各種工程排水の脱塩再利用 ・最終処分場浸出水の脱塩及び濃縮 ・海水濃縮による食塩製造 ・各種食品の脱塩及び濃縮 ・各種金属表面処理液の精製及び酸回収 ・医薬中間体の分離・脱塩・精製
詳細情報
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イオン交換膜はシート状に成形された有機高分子材料で、スルフォン酸や4級アンモニウム等のイオン交換基を含んでいます。 イオン交換膜は用途に応じて数多くの種類が用意されていますが、基本的には陽イオンを透過する陽イオン交換膜と陰イオンを透過する陰イオン交換膜に分類されます。 陽イオン交換膜にはマイナス荷電を帯びた官能基(通常はスルフォン酸)が、陰イオン交換膜にはプラス荷電を帯びた官能基(通常は4級アンモニウム)が固定されているため、固定荷電と同荷電のイオンは膜内の透過を疎外され、反対荷電のイオンだけが膜内を透過できます。
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<電気透析の原理> 陽イオン交換膜と陰イオン交換膜を交互に、スペーサーを介して多数組積層し、その両端に1対の電極を配置します。陽極側の陰イオン交換膜と陰極側の陽イオン交換膜で仕切られたスペースは脱塩室(D室)と呼び、反対の陽極側にある陽イオン交換膜と陰極側の陰イオン交換膜で仕切られたスペースは濃縮室(C室)と呼ばれます。電気透析槽ではD室とC室が交互に配置され、D室に原液を供給すると陽イオンは陰極に向かって陽イオン交換膜を透過して右隣のC室に移動しますが、C室の陰極側は陰イオン交換膜で仕切られているために、さらに右隣のD室に移動することはできません。 同様にして陰イオンはD室から左隣のC室に移動します。結果としてD室で脱塩され、C室に濃縮されることになります。
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