【コンデンサ故障の原因解説】フィルムコンデンサから音が出たケース
音のレベルが許容範囲を超える場合は、短寸胴型の「音鳴り対策品」を使用してください!
電源を入れたところフィルムコンデンサから「ジー」「ピー」 といった 音が聞こえた事例をご紹介します。 フィルムコンデンサは、極めて薄いプラスチックフィルムを巻き上げた構造。 素子の両端は電極で固定されていますが、素体部分は固定されていないため 振動しやすくなっています。 コンデンサに電圧が印加されると、電極間に作用するクーロン力によって 誘電体であるプラスチックフィルムが機械的に振動し、うなり音が発生する 場合があります。 特に電源電圧に歪みがあったり、高調波成分が含まれる波形などでは高い レベルの音になります。 【対策】 ■音の発生が連続的な振動音 ・故障ではない、電気的特性・信頼性に影響はない ・長寸胴型や扁平型の素子を持つコンデンサほど音が大きくなる ■音のレベルが許容範囲を超える場合・散発的な破裂音 ・短寸胴型の「音鳴り対策品」を使用してください ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
基本情報
【あわせてご注意ください】 ■積層セラミックコンデンサに交流電圧を印加するとコンデンサそのものが伸縮し、 結果として回路基板を面方向にスピーカのように振動させることがある ■振動の周期がヒトの可聴周波数帯域(20~20kHz)に一致したとき、音として聞こえる ■コンデンサの伸縮は誘電体セラミックスの「電歪効果」が原因ですが、 これを対策することは困難と言われている ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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【回路設計者必読の解説書】コンデンサ故障の原因と対策事例15選
用途/実績例
【コンデンサにこんな症状が見られたら故障です】 ■ケースが膨張している(膨らんでいる) ■ケースに亀裂がある ■ケースと封口部との間に隙間がある ■圧力弁が作動した(圧力弁が開いた) ■ケースが破裂した ■熱い、発熱している ■煙が出ている ■液漏れしている ■異音が出ている ■異臭が出ている ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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当社では、アルミ電解コンデンサやフィルムコンデンサ、蒸着フィルムなどを 取り扱っております。 当社のコンデンサは、いまやハイテクノロジー産業にはなくてはならない 存在となりました。 高性能、軽量・小形化をいち早く実現し、多様なニーズにお応えします。 ご要望の際はお気軽にお問い合わせください。