プラント向け 配管用溶接式管継手 PT試験
溶接式管継手(溶接継手)の品質なら、ベンカン機工にお任せください。
写真は配管溶接式管継手の試験のうち、PT試験(浸透探傷試験)を行っている様子です。 浸透探傷試験とは、製品や試験片への物理的な破壊を伴わずに行ういわゆる非破壊試験のひとつで、製品の表面における目視で確認するのが困難な傷を確認するための試験です。(表面に開口した傷の検出のみが対象の試験方法です) ※下部(詳細情報欄)写真の発色はサンプルです。
基本情報
表題写真の赤い塗料のようなものは、浸透液と呼ばれる油性ベースに赤い染料を混合した液体です。この液体は非常にサラサラして浸透性が高く、被検査物の割れなどの微細な隙間に毛細管現象の原理で浸透していきます。この浸透液を被検査物に塗布し、所定の時間放置して、その後浸透液を除去します。次に、下部(詳細情報欄)写真のように、現像剤と呼ばれる非常に微細な白い粒子を懸濁した溶剤ベースのスプレーを被検査物に塗布します。すると今度はきずの中に浸透していた浸透液が、現像剤の微細な粒子と粒子の隙間に毛細管現象により吸い出されてきます。被検査物は現像剤により地肌が白くなっているので、この白い地肌に赤い浸透液が吸い出されて白と赤の非常にはっきりしたコントラストとなり、傷が目視によりはっきりと認識できるという仕組みです。 この試験はいくつかの方法があり、浸透液の種類(染色、蛍光タイプ)、浸透液の除去方法(溶剤除去、水洗)、現像剤の種類(湿式、乾式、速乾式)などがあり、被検査物や、検査環境に適した方法を組み合わせて選択します。
価格帯
納期
用途/実績例
浸透探傷試験は表面に開口した傷が検出対象となりますので、配管用溶接式管継手においては、主に管端の開先加工部(突合せ開先への加工部)や、大径継手製造時の長手溶接線の試験に用いられることが多いです。 表題写真のように、継手の内面、外面、開先部全てを試験することもあります。いずれも対応可能ですので、お気軽にご相談ください。
詳細情報
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住宅の給水、給湯配管から大規模プラントの巨大なパイプラインまで、生活を支える配管は世界中に張り巡らされております。 株式会社ベンカン機工は、その配管部品である溶接式管継手の製造に携わっております。 一般建築の給水・給湯配管に止まらず、厳しい品質が要求される発電所、ガスプラント、製油所、石油・化学プラント、造船などに至るまで、配管環境(設計・使用条件など)や施工状況に合わせた最適な製品をご提供させていただきます。