【特殊品】溶接式管継手「クロス」
削り出しではなく、シームレスパイプからの製作で、コストダウンが図れます!
溶接式管継手の品種ではエルボ、T、レジューサなどが一般的ですが、Tの枝が上下についたような形状をした継手のことを、十字型の形状からクロスと呼んでおります。 JISに規定のない管継手であり、多くは鍛造材からの削り出しにて製造されますが、ベンカン機工では、シームレスパイプからのバルジ製法(液圧成形法)での製作が可能です。 削り出し製法では、重量が重い、またその製法上角ばった形状となることが多く、配管施工現場での溶接施工が困難等の声も聞かれます。 また、素材の塊から削り出す製法は、材料自体を多く必要とするため、材料コストが多くかかり、加工コストの負担も大きくなります。 シームレスパイプからの成形による製作では、滑らかな形状、均一した肉厚、製品重量の軽量化を実現するとともに、コストダウンが図れます。そのコストメリットは、材料単価の高い鋼種(ステンレス鋼、ニッケルなどの非鉄金属)においてはより顕著となりますので、大きな効果が実現出来ます。 詳しくは、お気軽に営業窓口へご相談ください。
基本情報
クロスは左右対称、十字型の溶接式管継手です。 配管施工にて流体を4方向に分岐する際に使用されます。 クロスを用いる以外で4方向へ分岐させる配管方法は、管の左右に穴を開け、管と管を直接溶接接合する、又は管台等を使用する方法があります。これらの場合は、接合する配管は元の管より小口径となる(細くなる)場合が多いです。 ベンカン機工のクロスは4方向同径、同肉厚であり、また、端部は突合せ溶接式開先ですので、主配管と同じ条件での分岐を可能としております。 製造範囲:外径:1/2~8B ※上記サイズ以外の製品も一部供給が可能ですので、詳しくは営業窓口へお問い合わせください。
価格帯
納期
用途/実績例
一般に、石油化学、石油精製、空調用等の中低圧の配管ラインに多く利用頂いております。
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住宅の給水、給湯配管から大規模プラントの巨大なパイプラインまで、生活を支える配管は世界中に張り巡らされております。 株式会社ベンカン機工は、その配管部品である溶接式管継手の製造に携わっております。 一般建築の給水・給湯配管に止まらず、厳しい品質が要求される発電所、ガスプラント、製油所、石油・化学プラント、造船などに至るまで、配管環境(設計・使用条件など)や施工状況に合わせた最適な製品をご提供させていただきます。