医療用ポリマー『L-乳酸/ε-カプロラクトン共重合体(LCL)』
縫合糸・人工硬膜などに使用!様々な形状への加工が可能な医療用ポリマー
『L-乳酸/ε-カプロラクトン共重合体(LCL)』は、L-ラクチド (乳酸の環状二量体)とε-カプロラクトンをモノマーとし、 それらを開環重合することにより得られます。 LCL(75:25)が主として生体吸収性縫合糸に加工されて上市されており、 またLCL(50:50)は人工硬膜として使用。 縫合糸とする場合は、フィラメントが柔軟なため、太いフィラメントでも 1本のままのモノフィラメントとして用いられています。 当社のBioDegmerは、ISO 13485に適合した設備で生産され、多種多様な 形状に加工でき、医療分野において幅広い用途で使用されています。 【特長】 ■主に生体吸収性縫合糸に加工 ■柔軟な加工特性 ■様々な形状への加工が可能 ■性質:非晶性、柔軟性 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
基本情報
【仕様(例)】 試験項目:規格 ■ポリマー同定:標準LCLのNMRスペクトルと一致すること ■組成:CLA:CCL = 70:30 − 80:20 (mol%) ■分子量(MW):MW = 400,000 − 800,000 ■融点(Tm):Tm = 150 − 175 (℃) ■粒度:目開き500 µmの篩いを通過しないこと ※当社の代表的なLCLポリマー、LCL(75:25)の仕様(規格)です。 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
価格帯
納期
用途/実績例
【用途】 ■糸(単糸):縫合糸、ステント ■フィルム:癒着防止膜、人工硬膜 ■メンブレン:歯周組織再生膜、人工硬膜、癒着防止膜、スキャホールド ■ゾル:接着剤 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
カタログ(2)
カタログをまとめてダウンロード取り扱い会社
ビーエムジーは、京都大学 再生医科学研究所との長年にわたる強力な連携をベースに、医療分野の動向に適応した新規バイオマテリアル製品の開発に挑戦してきた研究開発型ベンチャー企業です。 医療用ポリマー(高分子)の分野にフォーカスし、"BioDegmer(バイオデグマー)"事業およびニュープロダクツ事業の2つの成長が期待できる事業と、医療分野における革新的ソリューションの提供に向けた研究開発に取り組んでおります。 「より良いバイオマテリアル製品の開発に取り組み、医療分野における革新的なソリューションを提供する事により、世界の人々の健康に貢献する。」という経営理念の下、3つの領域で次世代の再生医療分野における技術の向上と人々のすこやかな健康をサポートしています。