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油水分離槽とは?しくみと維持管理のポイント【基礎知識】

雨の日に油が流れ出る原因は、槽にたまった油と土砂かも。油水分離槽のしくみと日ごろの維持管理を解説します。

油水分離槽は、給油所や洗車場、整備工場などで出る油を含んだ排水から油分を取り除き、敷地の外の河川や公共下水道へ油が広がるのを防ぐ設備です。 ■設置を求める自治体もある 下水道へ排水する事業場には、自治体が設置や届出を求めている場合があります。設置が必要な業種には、ガソリンスタンド、タクシー会社、コイン洗車場、整備工場、運送会社などがあります。 ■油と水はどうやって分かれる? 油は水より軽いため、静かに置くと水面に浮いてきます。この比重の差を利用し、軽い油を浮かせて取り除く方法を重力式浮上分離法といいます。小規模な事業場では自然に浮かせる方式の分離槽が、大規模な整備工場などでは凝集加圧浮上装置などの強制的に浮かせる方式が使われます。 ■なぜ槽をいくつにも区切る? 一般的には、槽を4つほどに区切り、浮いた油と沈んだ泥を各槽に残しながら、中ほどの水だけを次の槽へ送ります。各槽の水面の高さはそろえて、流れの落差をつくらないようにします。まずはお気軽にご相談ください。

基本情報

■洗剤が混ざると分かれない?! 排水中の油は、置いておけば分かれる遊離状の油、ろ過で取れる固形の油脂、洗剤などで細かく混ざった乳化状の油に分けられます。乳化した油は静かに置いても分離が難しく、別に乳化を壊す処理が必要です。そのため、分離槽には洗剤を入れないようにします。 ■油処理剤は分解しない 洗剤と同じ界面活性剤が主成分の油処理剤は、油を微粒子にして散らすだけで、分解はしないことが商品テストで確かめられています。乳化した油と同じく、分離槽では分かれにくくなります。 ■排水の基準はどのくらい? 国の一般排水基準では、ノルマルヘキサン抽出物質含有量の許容限度を、鉱油類で5mg/L、動植物油脂類で30mg/Lとしています(1日の平均排水量が50立方m以上の工場・事業場に適用)。ノルマルヘキサン抽出物質は、ノルマルヘキサンという溶剤で抽出される物質の量で、排水に含まれる油分の目安として使われます。公共下水道へ流す場合は下水道法や条例の基準がかかり、鉱油を5mg/L以下とする自治体もあります。

価格帯

納期

用途/実績例

■雨の日に油が流れ出る?! 実際に起きた事故には、給油所の分離槽に土砂がたまり軽油も浮いていたため、雨水を処理しきれず軽油が側溝へ流れ出た例や、清掃されていないためますから灯油や重油が雨で溢れ、一部が河川に流れた例があります。 ■事故例が示す対策 別の事例では、点検・清掃を怠ったため槽内の灯油が溢れて隣の調整池へ流れ、対策として定期点検と日常点検の徹底、たまった油を随時取り除くことが挙げられています。 ■日ごろの管理で何をする? 1.点検:蓋を開け、油のたまりや土砂の堆積、つながる排水溝を確かめる 2.記録:点検・清掃を定期的に行い、結果を日誌などに残す 3.処分:汲み上げた油や泥は廃油タンクなどに保管し、産業廃棄物として処理を委託する 4.持ち込まない:交換した廃油やクーラントは槽に入れない 5.清掃:たまった油や土砂は、量が少ないうちにこまめに取り除く 当社では、排水処理設備の点検・整備のご相談をお受けしています。まずはお気軽にご相談ください。

事例_排水処理の見直しで水質改善

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