材料ミクロ組織解析ソフトウェア MICRESS
材料組織を解析!マルチフェーズフィールド法に基づく組織解析ソフトウェア
MICRESSはマルチフェーズフィールド法に基づく合金組織形成過程を計算する唯一のソフトウェアです。 凝固過程から、晶出過程、粒成長、共析反応などの固相変態に至るまで、ミクロ組織の変化を評価・予測することができます。 【MICRESSの計算事例】 〇結晶粒成長・再結晶 〇凝固プロセス(等軸/柱状晶/晶出物など) 〇グラファイト相の成長(ダクタイル鋳鉄など) 〇3D積層造形(Additive Manufacturing) 〇拡散接合(ろう付け) 〇オーステナイト-フェライト変態 〇溶湯のデンドライト間浸透流のCFD計算 〇組織成長と溶湯自然対流の連成計算 *オプションで溶湯流れや応力・ひずみを考慮した計算が可能となります ★詳しくはPDFをダウンロードして頂くか、お気軽にお問い合わせ下さい★
基本情報
【マルチフェーズフィールド法】 MICRESSで採用するフェーズフィールド法ですが、本手法は、界面を秩序変数Φを用いて表現します。例えば、2相の凝固では固相をΦ=1、液相をΦ=0と定義し、界面は0から1へとdiffuseに変化するように定義されます。これにより、デンドライト界面のように幾何学的に複雑な界面形状でも、領域内で定義される秩序変数で表現が可能です。 【Thermo-Calcとの連携】 MICRESSでは、Thermo-Calcの熱力学データと連携して計算を行うことが可能です。Thermo-Calcは、CALPHAD法に基づいて熱力学平衡計算を行うソフトウェアで、鉄鋼材料、アルミ合金、ニッケル基合金をはじめ種々の合金系に対応しております。 MICRESSでは、フェーズフィールド方程式に、Thermo-Calcで導出される熱力学エネルギーが代入され、速やかに組織形成過程が計算できるように連携が図れます。データ収集が困難な熱力学データの準備や、計算アルゴリズムを構築する必要なく、汎用的にフェーズフィールド法の計算を実施いただけます。 【関連ソフトウェア】 〇Thermo-Calc
価格帯
納期
用途/実績例
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取り扱い会社
伊藤忠テクノソリューションズ(略称CTC) 科学システム本部は、 コンピュータが科学・工学分野で利用され始めた黎明期から、日本の技術者・研究者の皆様と共に歩んでまいりました。 より高速な計算、より高度な解析、より深い識見を追及してきた60年。 私たちは資源・エネルギー、原子力・プラント、建設、CAEの各分野で、 社会を取り巻く様々な課題を、高い専門性と解析・シミュレーション技術で解決していきます。