【電着塗装とは?基礎知識5-1】工程紹介(脱脂~超音波水洗)
今さら聞けない!脱脂~超音波までの前処理工程を徹底解説
電着塗装の基礎知識、第四回目は【電着塗装の工程】についてです。 弊社ではカチオン電着塗装と絶縁電着塗装を取り扱っていますが どちらも電着塗装を行う前後に様々な工程があります。 電着塗装自体の電圧調整などももちろん大切ですが、その前後の工程もとても重要な作業です。 今回は電着塗装が完成するまでの工程の一例をご紹介します。 1脱脂 ←今回はここから 2水洗 3超音波水洗 ←ここまで 4表面調整 ←次回 5リン酸亜鉛化成被膜 6水洗 7電着塗装 8水洗 9乾燥焼付 1脱脂 ワークの汚れを取る為の脱脂作業を行っていきます。 この脱脂が甘いと、ワークに汚れや油分が残っている状態で塗装が始まってしまい、塗り上りのクオリティが悪くなります。 2水洗 脱脂液や汚れを取る為、綺麗に水洗を行います。 3超音波水洗 脱脂後さらに細かい汚れを落とすための工程です。 水を超音波により振動させ、ワークに付着した微細な塵・汚れなどを入念に洗浄します。 文字数の関係にて記事を分けさせていただきます。 次回は表面調整~焼付・乾燥までをご説明いたします。
基本情報
|カチオン電着塗装| SPCC標準板にて(前処理リン酸亜鉛処理(ディッピング)) ■色:7分艶黒色 ■耐食性(SST):840h ■硬度:2H以上 ■最大寸法:幅3,000mm ×長さ1,500mm × 奥行400mm ■最大重量:250kg ■塗装可能素材:鉄 アルミ メッキ(溶融亜鉛・亜鉛メッキ等)ボンデ鋼板 亜鉛鋼板 銅 ステンレス 等 素材に合わせて最適な条件で自動塗装が可能 |絶縁電着塗装| ■機能:絶縁被膜、絶縁コーティング ■業界:電子部品 半導体 フープ材 モーターコア 等 ■推奨膜厚:35~50μm ■メイン樹脂:特殊変性ノボラックエポキシ樹脂 ■推奨焼付温度:90~230℃×20~60min以上(被塗物温度) ■耐熱性:270℃ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 二葉特殊電着株式会社 TEL 052-739-0661 FAX 052-739-0666 (電話窓口はFGIホールディングスです) info@futaba-web.com ホームページ https://www.fgi-holdings.co.jp/fec/
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詳細情報
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【二葉産業のカチオン電着塗装】 大物・重量物製品を得意としています。(最大重量250kg、最大寸法3mまで) 他社様よりお安くお見積りを出せた実績も多くございます。一度お見積りだけでもいかがでしょうか?
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【絶縁電着塗装】 電子部品や半導体への絶縁性を持たせたい場合に最適です。 掲載写真 ブスバー バスバー モーターコア 電子ボックス フープ材
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【小物微細部品のカチオン電着塗装】 大物重量物も得意としていますが、小物微細部品のカチオン電着塗装も行います。 以前までバレルにて行っていた電着塗装をラック式に切替ました。 専用の治具を考案/制作し、なるべく治具跡が最小になるよう、製品に最適な条件での塗装を行います。
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取り扱い会社
FUTABA GROUPは【総合表面処理企業】です。 2024年7月、二葉産業株式会社は「FGIホールディングス株式会社」を持株会社とする、8社の子会社を持つグループ体制(FUTABA GROUP)へと進展しました。 【FUTABA GROUP】 日本6社 中国、タイ、韓国各1社 ■FGIホールディングス (名古屋市) FUTABA GROUPの持株会社 ■二葉産業株式会社(名古屋市) あらゆる表面処理材・設備を取り扱う専門商社 ■二葉特殊電着株式会社(名古屋市) ・電着塗装加工 量産から試作まで防錆、絶縁用途やその他高機能性を付与 ・高機能性電着塗装技術の開発 ■二葉治具エンジニア株式会社(名古屋市) めっき・塗装用治具の設計・試作・製造・販売 ■株式会社フィット(名古屋市) バレル研磨材・設備の製造・販売・輸出入 ■有限会社井ノ口研磨工業所(兵庫県尼崎市) 一般部品・精密部品のバレル研磨加工 お問い合わせ先 FGIホールディングス株式会社 052-739-0661 info@futaba-web.com