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多孔式ピトー管式流量によるプラント内の流量計測

多孔式ピトー管で配管内の平均流速が簡単に計測できます。

ピトー管は棒状の形状をしています。配管に対して垂直に挿入して流量を測定します。 棒のところに全圧と静圧を検出する孔が設けられています。その差圧(動圧とも呼ぶ)を測定することで配管内を流れる流体の流速がわかるという仕組みです。多孔式ピトー管は棒に孔がJISB8330へ準拠した所に複数設けられており、平均流速を計測することができます。ピトー管から出た2つの導圧配管は差圧伝送器の高圧側、低圧側に接続されます。差圧伝送器で開平演算処理によって差圧から流量に換算されます。 用途としては大口径ダクトの排ガス流量測定などに使用されることが多いです。大口径(300Aとか500A以上)のダクトはオリフィスでは製作不可または非常にコストがかかるため、ピトー管式流量計が有力な選択肢となります。流量計の中でもピトー管はシンプルで比較的低コストです。

関連リンク - https://www.jmsystem.co.jp/pitot.html

基本情報

ピトー管はオリフィスなど絞り形状の差圧式流量計に比べて圧力損失が非常に低いことが特徴です。気体の場合、発生する差圧は数十Paオーダーの微差圧です。ただし、差圧伝送器も微差圧用のものを選定する必要があるので注意してください。 流速と差圧の関係式はベルヌーイの式から導出されます。ピトー管に差圧ΔPが発生したときの流速Vは以下の式で表されます。     _____ V=K /(2ΔP/ρa) (ルート) ρaは流体の密度(kg/m2)で、Kはピトー管係数と呼ばれるピトー管固有の補正係数です。 また、流速Vから逆にΔPを求める式は以下の通りです。 ΔP=ρa/2 (VK)² オリフィスなど他の差圧式流量計と同じく差圧は流速の2乗に比例します。

価格帯

納期

型番・ブランド名

バーフローチューブ

用途/実績例

大口径ダクトや排ガス流量測定

この製品に関するニュース(1)

取り扱い会社

株式会社ジェイエムエスは『環境計測』をキーワードに昭和51年 (1976年)7月に設立されました。 以来、日本の環境計測のパイオニアとして海外からの優秀な計測機器の 輸入を手始めに、国内製造を手がけ、国内の環境対策に貢献してきました。 また環境計測の延長として省エネ、プラント腐蝕対策機器などにも 業務を拡大して参りました。 2003年9月にISO9001:2000の認証取得(2021年9月 ISO9001:2015に更新)(LRQAリミテッド)。 今後ますます製品とサービスのお客様満足度を高めることをお約束いたします。 法令順守を最重要案件と位置づけ、会社のモットーである 『Make Japan Beautiful』 を実現するため社員一同邁進する所存であります。

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