英国ケンブリッジ大学のクライスツ・カレッジに導入されたNMRパイプテクター-NMRPT-の防錆効果 第2回
日本システム企画株式会社 東京本社
◆犠牲電極等での防錆に失敗していたクライスツ・カレッジ クライスツ・カレッジのトッド棟は、NMRパイプテクターの導入前の2008年に、犠牲電極での防錆を試みていました。 犠牲電極は、犠牲電極を構成する金属が溶け出し、鉄の代わりに酸化を防止するものです。結果は、赤錆腐食の進行を止める事は出来ませんでした。 年に一度の防錆剤の投与も水中の鉄分値に変化はなく、防錆剤の人体への影響の心配もあり、他の有効な赤錆対策を検討していました。そこで、英国で多数の防錆効果を立証していた、NMRパイプテクターが候補としてあがり、導入が決定します。 NMRパイプテクターは特定の電磁波を発し、配管内を流れる水にNMR(磁気共鳴)を引き起こし、水の運動エネルギーにより、剥離放電した水和電子(水分子の自由電子)によって赤錆を黒錆に還元します。 強固な黒錆は水に溶け出す事無く、配管内を強化させる役割を果たします。また、黒錆の体積は赤錆の1/10程となり、赤錆閉塞も縮小改善します。 次回はNMRパイプテクターによる、実際の防錆効果を紹介していきます。
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