古紙とプラスチックスの混練技術 -古紙のリサイクル-
溶融したプラスチックスへ均一に分散させることが大きなポイント!2軸押出機を用いて実現した技術のご紹介
古紙のリサイクルとしては主に再生紙が上げられますが、 再生紙以外の 古紙の用途として、古紙とプラスチックスをブレンドした緩衝材や包装材、 各種容器等があります。 この古紙とプラスチックスとのブレンドは、環境保護の観点からも早急に 確立すべき技術の一つであり、押出機を用いた古紙のリサイクルでは、 古紙の形態が様々でかさ密度が小さいため押出機への食い込み性が悪く、 且つ紙は繊維状であるため絡みやすく、これを溶融したプラスチックスへ 均一に分散させることが大きなポイントとなります。 この古紙とプラスチックスとのブレンド及びペレット化を、当社2軸押出機 『TEX』を用いて実現しました。 【混練技術】 ■原料食い込みの安定性 ■古紙の分散 ■低温押出 ■脱揮 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
基本情報
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
価格帯
納期
用途/実績例
【運転実施例】 ■PP+古紙粉砕品(50wt%) ■PP+古紙圧縮ペレット(51wt%)+TiO2 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
カタログ(2)
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ケミカルリサイクル実証施設へ二軸混練押出機『TEX』の技術を提供します。
このたび当社は、ケミカルリサイクルに用いられる連続式分解技術を住友化学株式会社へ提供致します。 使用済みアクリル樹脂(PMMA)からMMA(メチルメタクリレート)モノマーを連続的に回収する本技術には、二軸混練押出機『TEX シリーズ』が用いられます。 二軸混練押出機『TEX シリーズ』は、サーマルリサイクルやマテリアルリサイクル用途に加え、ケミカルリサイクル用途への展開を見込んでおります。 当社は、社会のニーズに合わせたリサイクル技術を提供するため、2022年に広島製作所内にケミカルリサイクルセンターの開設を計画しています。 当社グループは、今後も環境負荷を低減する製品の開発に取り組み、持続可能な社会の実現と発展に貢献する企業を目指してまいります。
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木質バイオマスを高配合した新しい樹脂複合材料を開発 ~減プラスチックと温室効果ガス排出量削減~
当社は、日本製紙株式会社と共同で、木材を原料とする木質バイオマスを高配合した樹脂複合材料(トレファイドバイオコンポジット)を開発しました。 この新規複合材料はプラスチック使用量を5割以上削減することができるとともに、温室効果ガス排出量の削減にも寄与します。 木粉やパルプといった木質バイオマスと樹脂との複合材料において、従来の製品は耐熱性や成形性に課題がありました。 今回開発したトレファイドバイオコンポジットは、日本製紙が培ってきた新規バイオマス固形燃料のトレファクション技術を活用し、木質バイオマスに耐熱性、粉砕性、疎水性を付与することに特徴があります。 このサステナブルな木質バイオマス材料を、二軸押出機『TEX』の混練技術を用いて樹脂に高配合することで、従来よりも耐熱性や成形性に優れた新しいトレファイドバイオコンポジットを生み出しました。 本トレファイドバイオコンポジット及びセルロースバイオコンポジットは、「TOKYO PACK 2021」の日本製紙のブースに展示されます。 今後も当社は、『TEX』の混練技術を更に向上させ、より良い製品の開発を進めてまいります。
取り扱い会社
JSWは日々変化して行く社会のニーズを積極的に開拓し、長年にわたり培われてきた固有技術と 新しく創り出す技術で、社会の発展に貢献する「変化創造企業」を目指します。