プレス金型用セラミックス 日本タングステン社製「NPZ-28」
金型再研削工数の削減と金型パーツの高寿命化。金型生産ランニングコスト削減と高効率化を実現するセラミックスです。
金型用セラミックス「NPZ-28」は、高い次元での耐摩耗性と耐欠損性(チッピング)の両立に成功した複合材セラミックス。 「NPZ-28」は、銅系被加工材のプレス打抜き加工向け金型パーツ材料として、日本タングステン社にて開発されました。 超硬合金の主成分であるWCを主成分とし、ZrO2を混合したセラミックス材用で、WC(導電性)が主成分である事からワイヤー放電加工も可能。 事例として 「切れ刃」 ・従来超微粒子超硬合金の2倍前後の寿命を実現。 ・再研削代については、5分の1前後。 金型再研削工数の削減と金型パーツの高寿命化が実現、ランニングコスト削減と高効率化の両方を達成する事に成功しております。 金型周辺パーツで課題・テーマありましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。
基本情報
日本タングステン社製「NPZ-28」は、超硬合金の主成分であるWCを主成分とし、それにZrO2や焼結助剤などを混合した複合セラミックス材料です。 ZrO2マトリックスにサブミクロンのWC粒子を分散させ、ZrO2の変態強化特性を最適化する事でセラミックスとしては高い次元での耐摩耗性と耐欠損性の両立に成功しております。 ・WCが主成分である為に、超硬合金に近い研削性を実現。 ・WCが導電性である事からワイヤー放電加工が可能。
価格帯
納期
用途/実績例
日本タングステン社製「NPZ-28」は、銅系被加工材のプレス打抜き加工向け金型パーツ材料として開発。 昨今のスタンピングスピードの高速化は目覚しく、従来の超硬合金では耐摩耗性に限界がある為、切れ刃の再研削を頻繁に実施する必要があり、高速プレス生産の効率化の大きなネックとなっております。 「NPZ-28」は再研削までの寿命において、同社の超微粒子超硬合金FN30の約2倍の寿命を達成しております。 また「NPZ-28」はセラミックスであり、超硬合金の様に金属バインダー相を含んでおりませんので被加工材との溶着が少なく、再研削時の研削代も超硬合金の 5分の1程度で済む為、金型パーツ自体のライフも5倍近くに向上しております。
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ナラサキ産業株式会社「機能材料課」では、高機能材料受託加工を 手掛けております。 取扱い材料は「5つのカテゴリー」より 1.セラミックス/ガラス 2.金属 3.エンジニアリングプラスチックス 4.カーボン 5.表面処理 幅広く対応しており、当社に製作図面1枚頂ければ、完成加工品として様々な材料や表面処理をワンストップで提供させて頂きます。 汎用から特殊材料まで、高精度、微細、放電、レーザー加工や電子ビーム溶接、またコーティングや精密洗浄、ブラスト処理といった表面処理まで対応致します。 特に強みを発揮するのはセラミックスの高精度且つ短納期加工です。 従来数ヶ月要する納期を焼成済みの材料より機械加工する事でセラミックス短納期対応を実現。 ホトベールといったマシナブルセラミックス、またファインセラミックスであるアルミナ・ジルコニアだけでなく炭化珪素・窒化珪素・窒化アルミといった非酸化物セラミックスも含めたセラミックス全般に対応致します。海外製セラミックスでのコストダウン提案等、海外商材にも積極的に取り組んでおります。 数量1個からの試作開発案件から量産まで様々な受託加工に対応可能です。