【新塗装機導入で新規案件獲得成功!】流動浸漬式粉体塗装機導入事例
特殊な方法を採用した塗装機が、品質向上と塗装内製化を叶える! マイクロモーターの開発・設計・製造・販売 日精電機株式会社様の例
【お客様の困りごと】 長野県佐久市から、お客様の満足と地球資源保護のため省エネルギーを常に考え、マイクロモーターの製造を規格品からオーダーメイド品まで広く行う同社。 コアに銅線を巻き付けたものが心臓部となるモーターは、コアが絶縁性でないと漏電の危険性があるため絶縁性の粉体塗料で厚膜塗装をします。 その塗装を同社は、内製と外注で半分ずつされていましたが、自社及び外注先の設備の老朽化により入手困難な部品があり、塗装の外観品質に課題があったことから「塗装の完全内製化」を目指していらっしゃいました。 【NCCの提案】 多種多様な形状のコアに対応でき、自在に膜厚管理が行える点から「流動浸漬式」の粉体塗装機をご提案いたしました。 【お客様の声】 設備の本格稼働に向け調整をしていますが、既に同業他社より塗装の外注依頼が二件も来ているとのこと。ご担当者様からは「国内で1からオーダーメイドで作るメーカーは少ないため、今回の塗装機導入による塗装品質の向上は付加価値になると思っている。会社を挙げての設備導入なので、今後は色々な形状のワークを試し、仕事の幅を広げていきたい。」とお喜びの声を頂きました。
基本情報
【設備詳細】 この塗装機は、前加熱炉で200℃前後に温めたワークを、絶縁粉体塗料の入った槽に数秒間ディップしワーク表面に粉体を付着させた後、後加熱炉で塗膜を成膜させる一連のラインから成ります。 そのため、予熱温度や浸漬時間を調整することで、細かな膜厚管理ができ、ワークに必要な厚膜が確保できます。 また、異物混入を防ぐため四方を囲み、アームの出入りに合わせて開閉するケースの中でディップが行うことで、繊維ゴミなど小さなゴミブツによる不良の低減と塗膜品質向上が期待できます。 さらに、老朽化した設備では難しかった後加熱炉の温度上昇も可能になり、焼きアマ防止による更なる品質向上や乾燥時間短縮による効率化が図れます。 【導入効果】 艶やかな塗膜へ品質向上することができ、銅線を巻き付ける際にこすれても耐えられる塗膜硬度もクリアできました。 また、適正な温度管理により形状の異なるコアでも塗膜品質と絶縁性能が安定し、より安全・安心な製品を製造できるようになります。 さらに、流動浸漬式は塗着率が非常に良く、粉体使用料が従来の30~40%削減効果となり、内製化も併せて塗装工程全体でのコストダウンが見込めます。
価格帯
納期
用途/実績例
『お客様の現場に笑顔を』 これが私たちの使命の一つです。 産業分野のお客様から寄せられるご期待やお困り事の声に、スペシャリストとして、私たちが培ったノウハウであらゆるお客様の問題を解決していきました。 そのノウハウを活かし、作業環境改善のコーディネーターとして皆様の作業の最適化や塗装不良対策のお手伝いをしています。 弊社で解決したお困りごとの事例を多くの皆さまに共有し、お役立ちできればと思います。 どうぞお気軽にご相談ください
取り扱い会社
昭和33年設立当初より、工業用塗料を中心にファインケミカル商品を取り扱い、昭和39年には研究工場としての性格を持つ南信カスタム(株)(現CC・ジー(株))を設立し、自らが商品を使う立場で専門領域における知識の蓄積と、ノウハウの構築を進めました。 こうしたノウハウが評価され、長野県全域にマーケットは広がり、同時にお客様からの要望はきわめて多様なものへと変化してきました。工業薬品や化学品などのファインケミカル分野から電子材料などのハイテク資材、それらを効率的にハンドルする生産システムやリサイクルシステム。危険物や劇毒物の一貫した資材供給態勢の整備や塗料調色の機能付加なども、お客様のニーズ対応から進められています。 また、地域のお客様からの要請に応えて化学工法を駆使した施工分野・化学建設資材分野にも進出し、従来の商社とは異なった総合的視野からアドバイザリー機能を発揮しています。