Signature1000/500 多機能型流向流速計 ADCP
従来の多層流向流速計測に加え様々な計測オプションを搭載。波浪・乱流・流氷、エコーグラムなど、1台で様々な観測用途に対応できます。
Signature1000とSignature500は、沿岸域における様々な計測ニーズに応えられるよう設計された、軽量コンパクトデザインでかつ多機能な超音波式流向流速プロファイラー(ADCP)です。 波浪・乱流・流氷・エコーグラム計測等の機能は自由に選択することができ、後から追加することもできます。 エコーグラムは、5番目の中心に配置されたトランスデューサーをエコーサウンダーとして使用することで取得できます。水中のバイオマスを高解像度で測定可能です。 新型AD2CPプラットフォームを搭載したことにより、これら複数の計測機能を同時に実行することが可能となっており(特許技術)、短い時間の間に高密度な情報を得ることが可能です。 乱流観測に最適なツールでもあります。サンプリング周波数について、Signature1000は最大16 Hz、Signature500は最大8Hzとなっております。これまで計測が困難であった乱流スペクトルの一部について解析が可能となりました。
基本情報
計測機能一覧 ・4ビーム多層平均流向・流速(標準付属、従来ADCP同様) ・5ビームバースト計測(鉛直ビーム使用、高サンプリングレート計測) ・波浪計測機能(波向・波高を計測) ・エコーサウンダー機能(エコーグラムの取得、独自処理技術) ・流氷計測機能(氷厚、移動方向、Signature500のみ) ・高解像度(HR)流向流速計測ライセンス(Signature1000のみ) AHRS(姿勢方位基準装置、オプション)を使用することで、装置の動揺に伴う測定位置(セル位置)のズレをリアルタイムに補正します。測器が動揺がある環境においてもより精度の高い流向流速の測定が可能になりました。汽水域のような流速が水深により大きく変化するような海域で有効です。 HR機能を使用することで、最小2cm間隔の流向流速データを取得することが可能です(HR機能の測定レンジは最大10cm~8mの間になります、流速に依存)。 SignatureVMでは本機をパッケージ品に含め、船舶搭載用ADCPパッケージとして販売しております。
価格帯
納期
型番・ブランド名
Signature1000 , Signature500
用途/実績例
用途: ・乱流の研究 ・バイオマスの測定 ・堆積物移動の研究 ・砕波帯のダイナミクス ・潮力タービンの運用 ・潮流の研究 ・微細スケール混合の研究 ・流氷および喫水の研究(Signature 500のみ) ・船舶搭載による航行観測(Signature VMを参照) ・方向波の測定 ・沿岸域の研究 ・波浪観測ブイでの使用に最適
詳細情報
関連動画
ラインアップ(2)
型番 | 概要 |
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Signature1000 | 測定レンジ:30m サンプリング周波数:16Hz |
Signature500 | 測定レンジ:60m サンプリング周波数:8Hz |
カタログ(2)
カタログをまとめてダウンロードこの製品に関するニュース(6)
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日本海洋学会 2023年度秋季大会
日本海洋学会 2023年度秋季大会にて機器を展示いたします。 大会期日:2023年9月24日(日)~9月28日(木) 機器展示: 9月25日(月)~9月27日(水) 会場 :京都大学吉田キャンパス 超音波式流向流速計、DVL(ドップラー速度ログ)、その他超音波式センサーを展示します。 研究発表の合間に、是非ともお立ち寄りください。 お待ちしております。
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EchoviewにてSignatureのエコーサウンダーデータをサポート開始
EchoviewはEchoview Software Pty Ltd社が提供するソフトウェアで、水中音響データ処理の世界最高峰のソフトウェアパッケージです。水柱、底部エコーサウンダー、ソナーデータ処理のための強力かつ柔軟な機能を提供しています。 Echoview 13のアップデートにより、Nortek製多機能ADCP、Signatureシリーズのエコーサウンダーデータのサポートが開始されました。Signatureシリーズの海底設置型、船舶搭載型の両タイプに対応しております。 Nortekの多機能ADCP、SignatureとEchoviewのソフトウェアソリューションの融合により、研究者や専門家が必要とする水中音響の包括的かつ先進的なソリューションを提供します。 詳しくは下記、ニュースページをご覧ください。
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令和5年度日本水産学会春季大会
日本水産学会春季大会にて機器を展示いたします。 超音波式流向流速計、DVL(ドップラー速度ログ)、その他超音波式センサー を展示します。 2021年発売のEcoスマート&ポータブルADCPや2022年発売のNucleus1000ナ ビゲーションセンサパッケージの実機もございます。 皆様のご来場を心よりお待ちしております。
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日本海洋学会 2022年度秋季大会
日本海洋学会 2022年度秋季大会にて機器を展示いたします。 超音波式流向流速計、DVL(ドップラー速度ログ)、その他超音波式センサーを展示します。 現地でお待ちしております。
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波浪・流向流速計Signatureが日刊工業新聞5面に掲載されました
日刊工業新聞(5月17日)に洋上風力発電の課題を解決する製品として広告が掲載されました。 Signatureシリーズは波浪と流向流速プロファイル等が同時に観測出来る多機能ADCPであり、洋上風力発電サイトの海象観測など社会的な需要が高まっています。 弊社は革新的であり、技術者や科学者が水の動きをより正確に測定できるよう、新しい技術とソリューションの開発を継続的に行っております。
取り扱い会社
Nortekジャパン合同会社(ノルテックジャパン)は、超音波ドップラー式センサーを製造するNortek AS(本社ノルウェー・オスロ)の日本法人として、同社が製造する流向流速計、波浪計、DVL(水中ナビゲーション用センサー)の国内販売を行っております。 また、Nortekジャパンでは販売製品の定期検査(動作検証作業および検査成績書発行、消耗品交換含む)を承っております。国内にて作業を実施するため、ご返却までの期間を短くすることができ、また、海外輸送コストを抑えることが可能となっております※。 Nortekの製品は20年以上の国内販売実績を有し、国内外の環境調査企業様や研究機関様によって調査や研究用途にご活用いただいております。 Nortekジャパン合同会社の各種サービス ・製品販売 ・定期検査(国内にて実施、検査成績書発行、消耗品交換含む) ・駆動用電池を含む各種消耗部品の販売 ・各種修理作業※ ・技術的なサポート、使用方法の提案 ※精密な検査設備を要する修理・検査・センサー校正作業については、ノルウェー本社工場にて作業の実施となります。