【晶析装置活用事例】混合溶液の相分離-再混和の観察
冷やすほど混ざる混合溶液!混和溶液においても臨界温度の決定に使用できることを確認
晶析装置「Crystal16」の活用事例についてご紹介いたします。 混合溶液の相分離-再混和の挙動の観察に当装置を応用する方法を検討。 Bottom StirrerとTop Stirrerの2種の撹拌機構が使用でき、Top Stirrerを 用いた場合、液面を十分な強度で撹拌することができ、バイアル中が均一に 混和、懸濁されることを確認。 当製品は、その名称の通り結晶(固体)の晶析操作により溶解度曲線を 取得することが主な用途であるが、混和溶液においても臨界温度の 決定に使用できることを確認することができました。 【背景】 ■非混和性の混合溶液の場合、一般的に温度を上昇すると 混和しやすくなり、温度を下げると二相に分離する ■一方で、一部の混合溶液は温度を下げると混和し、 温度上昇に伴い相分離を起こす ※詳しくはPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください。
基本情報
【結果】 ■透過率が100%の状態で溶液は混和しており、透過率が100%未満の状態では 相分離が発生し、撹拌により懸濁した状態である ■温度上昇と下降に伴い、混和と相分離を繰り返していることが記録された ■この相分離温度に対してバイアル中のヘキサノール濃度をプロットすると、 負の傾きのグラフが得られた ■負の傾きは、温度上昇に伴いヘキサノールの溶解度が低下していることを示している ■相分離が発生し始める温度を臨界温度と呼ぶが、この実験においては、Crystal16を 使用することで、2種の液からなる混合溶液の臨界温度を迅速に測定することに成功した ※詳しくはPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください。
価格帯
納期
用途/実績例
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