『VB1000』S45C 微粒子洗浄試験結果
S45Cにおける超音波洗浄試験で微粒子除去率100%(99.9%以上 光学顕微鏡:残渣ゼロ)を達成
基本情報
1. 試験方法 1.1 試験片 ・材質:S45C(黒皮)を依頼者にてブラスト処理 ・サイズ:20 mm×20 mm×1.6 mm ・前処理:アセトンに浸漬させ、60 秒間超音波照射 1.2 汚染処理 ・汚染物質:アルミナ、炭化ケイ素、黒鉛) ・汚染方法:エタノール10 mL 中に汚染物質10 mg を懸濁させ、試験片の中央に懸濁液10 μL をマイクロピペットで滴下 1.3 洗浄方法 ・洗浄液:VB1000 ・洗浄方法:洗浄液を満たしたシャーレに試験片を浸漬させ、60 秒間超音波照射した後、純水をかけ流し(3 mL/s の流量で10 秒間) ・使用機器:ヤマト科学(株)製BRANSON1200(47 kHz、60 W)
価格帯
納期
用途/実績例
2. 評価方法 SEM 観察およびSEM-EDX 分析 ・使用機器:分析機能付超高分解能走査電子顕微鏡 JSM-7900F(日本電子(株)製) ・評価方法:洗浄後の試験片表面において、汚染物質が黒鉛の場合は炭素濃度、炭化ケイ素の場合はケイ素濃度、アルミナの場合はアルミニウム濃度を、汚染処理前の試験片と比較 3. 試験結果 SEM 観察およびSEM-EDX 分析 ・試験結果:いずれの汚染物質においても、洗浄後の試験片表面は汚染処理前の試験片表面と比べて元素分析結果(表1)における各元素の濃度は同等であり、汚染物質が除去できたと考えられる