『VB1000』PC(ポリカーボネート) 微粒子洗浄試験結果
PC(ポリカーボネート)における微粒子(アルミナ、炭化ケイ素、黒鉛)洗浄試験で高い洗浄性を達成
基本情報
1. 試験方法 1.1 試験片 ・材質:ポリカーボネート(PC) ・サイズ:20 mm×20 mm×1.0 mm ・前処理:なし 1.2 汚染処理 ・汚染物質:アルミナ、炭化ケイ素 ・汚染方法:エタノール10 mL 中に汚染物質10 mg を懸濁させ、試験片の中央に懸濁液10 μL をマイクロピペットで滴下 1.3 洗浄方法 ・洗浄液:VB1000 ・洗浄方法:洗浄液を満たしたシャーレに試験片を浸漬させ、60 秒間超音波照射した後、純水をかけ流し(3 mL/s の流量で10 秒間) ・使用機器:ヤマト科学(株)製BRANSON1200(47 kHz、60 W)
価格帯
納期
用途/実績例
2. 評価方法 SEM 観察およびSEM-EDX 分析 ・使用機器:分析機能付超高分解能走査電子顕微鏡 JSM-7900F(日本電子(株)製) ・評価方法:洗浄後の試験片表面において、汚染物質が黒鉛の場合は炭素濃度、炭化ケイ素の場合はケイ素濃度、アルミナの場合はアルミニウム濃度を、汚染処理前の試験片と比較 3. 試験結果 SEM 観察およびSEM-EDX 分析 ・試験結果:いずれの汚染物質においてもわずかな残留が認められるものの、洗浄によって大部分の汚染物質が除去できたと考えられる