【外観検査の知識】カメラ:GigEか、USB3.0か
用途に合わせてどのようにインターフェースを選ぶかについてご紹介します。
カメラの選定の中で悩みがちなのがインターフェースです。近年の産業用カメラではほとんどのメーカーがGigEとUSB3.0の両方のカメラを出しています。2つのインターフェースを用意しているのにはそれぞれのメリットとデメリットがあるためです。今回は、用途に合わせてどのようにインターフェースを選ぶかについて書きたいと思います。 ■価格の比較 それぞれの違いについては仕様として明確に決められているので、その一部を抜粋します。下の表を見て頂くことで今ご検討中の用途で選ぶべきカメラも明確になってくるかもしれません。 (図2 GigE/USB3.0 仕様の対比表) ※ メーカーによって5mや8mまでのケーブルを取り扱っていますが、動作が不安定になるケースがあるようです ■GigEカメラの給電について GigEでPCと接続する場合、LANケーブルで直接PCとカメラを接続してもPCからカメラに給電できません。そのためカメラに直接給電するか、別途PoEインジェクタ―やPoEハブをPCとカメラの間に入れてカメラに給電する必要があります。 (図3 PoEハブ(4台のカメラに電源供給可能) (BS-GU2005P)
基本情報
■選択の判断基準 ・PCとカメラ間のケーブルが取り回しを含めて3mを超えるとき → GigE ・PCとカメラ間のケーブルが3m以内で済み、簡単に接続したい → USB3.0 ということが言えると思います。USB2.0の頃はノイズなどに影響されやすく安定した接続が難しいと感じていましたが、USB3.0 Vision規格ができてからはUSBインターフェースも耐ノイズ性が向上したと感じます。 (図1 左:GigEコネクタ(上部)acA4600-7gc、右:USB3.0コネクタ(下部)acA2500-60uc これまでは社内の検証作業にGigEカメラを使っていましたが、最近は簡便性の点からUSB3.0のカメラをよく使うようになりました。どちらが良いという訳ではなく、(特にケーブルの取り回しなど)どのような使い方をしたいかによってカメラを選ぶことになるかと思います。 ※詳しくは関連リンクをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください。
価格帯
納期
用途/実績例
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取り扱い会社
「大きな効果を得る」、その一方で「費用を抑える」。シンプルなのに果てしない努力が求められます。 だからこそ、技術やサービスという手段で「費用対効果」を追求し続ける価値があるとスカイロジックは考えています。 EasyInspector2/DeepSky:累計2,500の導入実績がある外観検査ソフトです。 効果:高精度かつ軽量のAI モデルを開発しました。1台のPCに5台のカメラを同時接続できます。 費用:設定習得のコストを低減するためノーコードはもちろん、検査モードを決めるだけで必要な処理が決定されます。低コストで増設や横展開が可能です。 EasyMonitoring2:カメラによりメーターを正確に読取・記録し、異常を通知するシステムです。時間とコストがかかる巡回監視を無くします。 効果:メーター読取だけでなく、AIで処理槽や油漏れなどの確認も自動化可能にしました。 費用:PC1台で100台までの安価なカメラに接続することができます。月額費用はかかりません。 これらの他にも「費用対効果」のための様々な製品を提供しています。是非、貴社の課題・テーマをお聞かせください。