火災防止機能付きFRP製電気集塵機
40年以上火災発生ゼロの実績で、安全・安心な運用を実現
基本情報
FRP製電気集塵機火災の原因は下記が考えられます。 1. 集塵極板を含む排ガス接触部の帯電による発熱 2. 集塵極表面が乾燥状態 3. 連続したグロー放電による発熱 4. 連続したスパークによる発熱 この電気集塵機は以下の火災防止対応を施しています。 1. 集塵極板はアース板はボルトではなく、導電性FRPにて結合されており、ボルトの緩みによる集塵極板の帯電がありません。 2. 集塵極板だけでなく、ケーシングおよび碍子室も導電性FRPを使用することにより排ガス接触部の帯電を防止します。 3. 集塵極板洗浄用スプレーノズルが詰まり、水量が設定値以下になると警報にて知らせます。 4. 連続したグロー放電による電圧低下を検出し、電圧復帰まで電源遮断を繰り返す回路を搭載しています。 5. スパークを検出した場合に出力電圧を落とし徐々に元の電圧に復帰させることにより、連続したスパーク発生を防止する回路を搭載しています。
価格帯
納期
用途/実績例
腐食性が高い排ガスの集塵極板およびケーシングは金属ではなく、FRPを使用しています。FRPは腐食には強いですが、燃えやすいという欠点があります。火災リスクを極力低減するため、当社FRP製電気集塵機では前述の火災防止対策を標準装備しています。
詳細情報
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一般的は電気集塵機の集塵板は平板式でそれぞれがアース板とボルト接合されており、帯電を防止しています。しかし、振動、劣化などによりボルトが緩むと集塵極板が帯電し火災を発生するリスクがあります。当社製電気集塵機の集塵極板はアース板はボルトではなく、導電性FRPにて結合されており、ボルトの緩みによる集塵極板の帯電がありません。
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運転中に運転電圧が閾値以下に下がりますと異常放電(グロー放電)とみなし、出力遮断を行います。その後、通常電圧に戻しますが、戻らない場合は再度出力を遮断します。途中で復帰すれば運転を継続しますが、一定時間経過しても復帰しない場合は低電圧異常として運転を停止する制御です。 特許公報公開済(特開2011-240288)
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スパークを検出しますとT1(20msec程度)電源を遮断、スパークを除去、運転を再開していた電圧から5%程度落とした電圧で荷電を再開し徐々に電圧を運転電圧に戻していきます。
取り扱い会社
当社は、非鉄金属製錬を支えてきた高い環境エンジニアリングと 補修・保全技術を提供していく会社として事業を行ってまいりました。 一人一人が高い技術力を持って、社会へ貢献するエンジニアリング会社として、 社員一丸となって努力してまいります。 ご要望の際は、お気軽にご相談ください。