非接触型ディスペンサー dragonfly discovery
高い汎用性、高い粘性も問題なし ポジティブディスプレイスメント式非接触型ディスペンサー
dragonfly discoveryは、ポジティブディスプレイスメント方式とディスポーザブルシリンジの両方を採用した新しい非接触型ディスペンサーです。 汎用性の高さ、使いやすいソフトウェアで、1台で様々なアッセイ・研究に対応します。 ●ポジティブディスプレイスメント方式 ピストンが液体を押し出す方式です。粘性・表面張力など様々な溶液に対し、液体ごとのクラス設定なしで正確な分注が行えます。 例) 80%グリセロール、50%EtOH、細胞懸濁液など ●さまざまなアッセイに対応 直感的に操作できる専用ソフトウェアで、生化学的アッセイ、細胞ベースアッセイ、ビーズベースアッセイなど、簡単に分注デザインができます。分注時間の制御やノーマライゼーション、グラデーション様に分注することも可能です。 ●ノーコンタミネーション ディスポーザブルのシリンジで、キャリーオーバーやクロスコンタミネーションのリスクがありません。 DoE(Design of Experiment)、ELISAから3次元細胞培養、蛋白結晶アッセイなど高い汎用性持つ分注機です
基本情報
■ チャンネル数 : 3, 6 or 10チャンネル(独立) ■ 分注容量 : 200nL - 4mL ■ 対応ウェル : 48, 96, 384, 1536 ■ 分注スピード 384ウェル、5uL全面 : 26 秒/6チャンネル, 47 秒/3チャンネル, 2 分 8 秒/1チャンネル 1536ウェル、5uL全面:86 秒/ 6チャンネル, 2 分 38 秒/3チャンネル, 7 分 40 秒/1チャンネル ■ 分注精度 : < 5%CV (1uL分注時) ■ 本体サイズ (mm) : W600 x D433 x H635.5
価格帯
納期
型番・ブランド名
DFD-3 / DFD-6 / DFD-10 AD
用途/実績例
<3 heads モデル> 汎用性が高くさまざまな溶液の分注に応用できます。数百nLから数uLの定量分注が得意です。主に、シングルセルゲノミクスやCOVID-19研究などゲノミクス分野において実績があります。 ・Functional Genomics ・Precious reagents or cells ・Genomics (PCR, qPCR, Library Preparation) <6 heads モデル> 数十uL以上の比較的多量の定量分注に向いています。自動化ワークフローに組み込む際には、こちらがおすすめです。 ・Rapid reagent dispensing ・HTS / H2L (Hit to Lead) ・Genomics <10 heads AD モデル> 煩雑なプレートデザインを設計する専用のデザイナーソフトウェアが付属しています。ハイスループットな実験に進む前段階の条件検討をより簡単に、低コストで行うことを目指す方におすすめです。 ・Assay Development ・Hit to Lead
詳細情報
関連動画
ラインアップ(3)
型番 | 概要 |
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DFD-3 | シリンジを最大3本使用できます。 |
DFD-6 | シリンジを最大6本使用できます。 |
DFD-10 | シリンジを最大10本使用できます。専用のデザイナーソフトウェアが付属しています。 |
カタログ(2)
カタログをまとめてダウンロードこの製品に関するニュース(4)
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Norwegian Sequencing Centre enhances multiomic workflows with automated liquid handling
Norwegian Sequencing Centre(NSC)は、オスロ大学病院に所在し、プロテオミクスやゲノミクスなどの分野における、ラボ自動化の重要性を実践を通じて実感していました。近年、弊社fireflyを含む、リキッドハンドリングソリューションのシステムを導入し、日々の業務やハイスループットの課題に対応するためのワークフローを大幅に向上させました。これらの自動化により、作業効率は改善され、試薬の使用が最適化され、エラーのリスクも低減しています。 NSCの自動化の取り組みでは、下記の要素が重要な選定要素となりました。 ・コスト ・効率性 ・ユーザビリティ ・サービスサポート など、ほかさまざまな条件を考慮し、自動化されたワークフローに最も適したシステムとして、弊社のシステムが導入されました。 今後、自動化の重要性はさらに高まると考えられており、コア施設にとって不可欠な要素となるでしょう。NSCの取り組みは、他の研究機関にとっても参考となり、自動化の利点を最大限に活用するための一つのモデルとして期待されています。詳細のニュースを、関連するリンクから記事を是非参照してください。
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ウェビナーのお知らせ Automating antibiotic discovery in academia: A collaborative screening effort to identify novel TB therapeutics
・最新自動化技術を用いた結核治療薬のスクリーニング ・6,000化合物の評価による有望な酵素阻害剤の特定 ・創薬プロセスの効率化と自動化システムの有効性確認 ・薬剤耐性結核への新規治療法開発への貢献 結核治療薬の新規開発を目的とした研究において、SPT Labtech、Automata、GSK、フランシス・クリック研究所による共同研究が行われました。最新の自動化技術を活用し、結核菌の重要な代謝経路を標的とした大規模スクリーニングを実施。特に、6,000の化合物について、効力、選択性、微生物学的有効性を評価しました。この取り組みにより、有望な酵素阻害剤の特定が加速され、さらなる創薬化学研究の基盤が確立されました。また、自動化ワークフローの改善を通じて、ハイスループット創薬におけるロボットプラットフォーム統合の可能性に関する重要な知見が得られました。この研究は、増加する薬剤耐性結核への対応として、新しい治療法開発の重要な一歩となりました。
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ウェビナーのお知らせ Advanced proteomic biomarker discovery for understanding disease pathophysiology
プロテオミクスおよびマルチオミクスにご関心のある製薬およびバイオテクノロジー産業、ならびに学術界の研究者へウェビナーのお知らせ タイトル"Advanced proteomic biomarker discovery for understanding disease pathophysiology" スピーカー Eric Schordan,PhD and Kamila Koprowska PhD 概要 Olink Exploreプラットフォームとポジティブディスプレイスメント液体ハンドリング技術を統合した大規模プロテオミクスデータ生成が、さまざまな薬剤や疾患の基礎にある生理病理学的メカニズムに対する深い洞察をどのように提供するか、生物学的サンプルにおけるタンパク質発現レベルの包括的な読み取りをどのように提供するか。
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【Webinar】Olink & SPT Labtech:高感度ハイスループット血漿プロテオミクス - ディープフェノタイピングのためのキーテクノロジー
人間の健康と疾病の間の遷移の早期マーカーを特定することは、システム医学の重要な目的である。この戦略では、症状が現れる前と後の、各個人の多様な縦断的データを収集する必要があります。しかし、最近まで、包括的な血漿プロテオミクスを収集することが、その障害となっていました。 このウェビナーでは、OlinkテクノロジーとSPT Labtechのリキッドハンドリング自動化技術を組み合わせたハイスループットかつ高感度のタンパク質プロファイリングを用いて、このボトルネックがどのように解消されたかをお伝えします。 ■ 血漿プロテオミクスを含む縦断的なディープフェノタイピングが、システム医学、複雑な疾患の研究、バイオマーカー探索においていかに重要であるか ■ 正常なヒト血漿の基準値および基準範囲を確立することの重要性 ■ 血漿プロテオームから重症および「長い」COVID-19の潜在的な予後マーカーがどのように同定されたか ■ OlinkとSPT Labtechのバンドルインフラを採用することで、ゲノミクス、シングルセル、RNA seqなどのハイスループットと妥協のないデータ品質を実現する方法
取り扱い会社
研究を加速させる独自の技術とアプリケーションへの深い理解をひとつひとつの製品に込め、研究者に新たな選択肢をご提供することを目指しています。 ユーザーフレンドリーな仕様と堅牢性の高いシステムに加え、日本支社の設立により迅速なエンジニアリングサポートも可能になりました。 ナノリッター範囲の微量分注を必要とする下記アプリケーションを得意とし、サンプルコストや時間コストを削減します。 ・各種アッセイの微量化 / 自動化 ・ゲノミクス分野のPCR, qPCR, NGSライブラリー調製の微量化 / 自動化 ・タンパク質結晶化分野の微量化 / 自動化 ・サンプルバイアルの自動管理 経験豊富な担当者および専任のアプリケーションスタッフが国内におります。 各種お問い合わせ、デモ依頼をお待ちしております。