雰囲気炉 工業炉内の雰囲気をガスで調整した熱処理が可能
材料の特性にあわせた雰囲気ガスで熱処理を行う『雰囲気炉』なら酸化、脱炭をはじめ材料の性質改善、後処理工程もスムーズに行えます
鋼は大気中で熱処理を行うと酸化や脱炭が起こるため、表面仕上げなどの加工が必要になる場合があります。そのため、後加工の手間を省いたり、酸化や脱炭を抑制したりするなどの用途に応じて雰囲気ガスを炉内に充填させて加熱処理する雰囲気炉が多く用いられています。充填する雰囲気ガスは、窒素やアルゴンなどの不活性ガスをはじめ、水素やAXガスなど、材料の性質や熱処理の目的によって多岐にわたります。 【特長】 ● 熱処理中にガスの切替が可能です。 ● バッチ式や連続式などのさまざまな形状の炉の取扱いがあります。 ● 粉末冶金向け脱脂炉の取扱いがあります。 【導入事例】 ■ 酸化させずにアルミを焼鈍処理したい →『ローラーハース式軟化炉』 ■ 材料を浸炭させたい →『バッチ型雰囲気ガス浸炭炉』 ■ 粉体を窒化処理させたい →『レトルト回転式窒化炉』 省エネ化、自動化、環境への配慮、安全性など新しい課題やご相談がございましたらお気軽にお声がけください。
基本情報
【サンファーネス 取扱製品】 ◆焼成・焼結炉 ◆焼鈍炉 ◆焼準炉 ◆焼入・焼戻炉 ◆ロータリーキルン ◆線材光輝焼鈍炉 ◆ステンレス熱処理炉 ◆アルミ熱処理炉 ◆非鉄金属熱処理炉 ◆真空炉 ◆雰囲気炉 ◆雰囲気ガス発生装置 処理物の材質、用途、数量、重量、建屋等の条件に合わせてご提案いたします。 工業炉の設計、製作、据付、メンテナンスやアフターフォローまでトータルでサポートします。
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型番・ブランド名
雰囲気炉
用途/実績例
【用途】 還元 / 酸化 / 真空置換 / 浸炭 / 窒化 / 脱脂 / 焼準 【実績例】 ローラーハース式軟化炉 / バッチ型雰囲気ガス浸炭炉 / レトルト回転式窒化炉/ 連続式無酸化焼準炉 / ピット式滴注多目的炉 / 連続式焼準炉 / 炉床回転式加熱炉 /
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あらゆる分野における工業製品の製造過程には必ずといってよいほど加熱の工程が含まれています。処理品の材質、サイズ、処理量、温度、雰囲気ガス、搬送方法などが様々なため、加熱装置すなわち熱処理炉はそれぞれ異なった仕様になります。 当社は従来より柔軟な設計、製造体制にてユーザーのご期待に応えて参りました。金属材料や機械部品を始め、ガラスやセラミックの電子部品、磁性材料や電池材料など各種粉体材料と、対象物を問わず豊富な経験と実績を重ねてきました。 近年は熱処理炉が単なる加熱装置ですむことはまれとなり、何らかの付加機能を求められることが多くなりました。安全性、省エネ、自動化はもとより、環境問題への対応、使いやすさなど、過去の技術の踏襲にとどまらず、先進技術を積極的に取り入れ、お客様と共に創造して参ります。