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小型塩素炉「連載Part2」:塩素炉における反応原理

塩素炉で不純物を除去できる!生成した塩化物を気化·揮発させて分離する方法を説明

前回は小型塩素炉の開発背景をご紹介しました。 今回は、塩素炉で不純物を除去できる反応原理(塩化揮発)について説明します。 粉体プロセスで不純物が混入する要因は主に2つ。 原料由来、2)設備由来。 いずれも金属単体の沸点は高く(例:Fe=2800℃超、Cu=2500℃超)、単純加熱 では飛ばせません。 そこで炉内に塩素(Cl2)や塩化水素(HCI)を供給し、金属不純物を塩化物へ 変換します。 例として鉄の反応式は以下の通りです。 2Fe + 3Cl2-> 2FeCl3 Fe2O3 + 6HCI ->2FeCl3 + 3H2O 多くの金属は塩化物になると沸点が大きく低下する性質があります。 この性質を利用し、生成した塩化物を気化·揮発させて分離する方法が 塩化揮発法です。 当社の小型塩素炉はこの原理を用い、各種金属不純物を乾式で選択的に 除去できる 従来の電気炉にはない特長を備えています。 ※詳しくはPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください。

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一方で、「塩素やHCIのような腐食性·有毒性ガスを高温で流すのは危険では?」 という疑問は当然です。次回は、なぜ高温雰囲気で安全に取り扱えるのか、 装置設計と運用の要点を解説します。お楽しみに。 ※詳しくはPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください。

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