表面処理技術 「シリコン」と「シリコーン」の違いとは?
非粘着性や離型性にも優れる「シリコーン」。混同されやすい「シリコン」との違いや「シリコーンコーティング」をご紹介します。
■シリコンとシリコーンの違い シリコン(Silicon)とシリコーン(Silicone)は全く別のものですが、よく混同して表記されます。 「シリコン」は原子番号14のケイ素(Si)を指し、半導体や太陽電池の原料として利用されています。 一方で、「シリコーン」は「シリコーン樹脂」や「ケイ素樹脂」などの合成樹脂を指します。 シリコーンはシロキサン結合を基本構造として、有機基が結合した合成高分子で、オイルやゴムなど様々なかたちで使用されています。 ■非粘着・離型性に優れるシリコーン シリコーンは、表面張力が低く、撥水性に優れ、耐熱性や化学的安定性が高いなどの特長を持ちます。 また、シリコーンは離型剤としても利用されていて、表面張力の低さと相手材に転写することで優れた離型性を発揮します。 ■シリコーンコーティング シリコーン離型剤は優れた離型性を発揮する一方で、持続性に課題がある場合があります。 シリコーンコーティングに中には、優れた離型性と持続性を両立するものがあり生産設備や工程の改善に役立ちます。 ▼革新したシリコーンコーティング『MRSコーティング』の詳細情報はこちら!
基本情報
■MRSコーティング(モールドリリースシリコーン) べとべとした粘着物や、粘着テープ等に対して優れた離型性を発揮します。 従来のシリコーンコーティングにはない特長満載の非粘着、離型コーティングです。 表面が平滑なため汚れをふき取りやすく清掃もしやすい。 溶剤を使用してふき取り掃除しても離型性がほとんど変わりません。 ※当社比較テストより ■ラインナップの一部 MRS-102 →耐溶剤性に優れる離型コーティングで溶剤で清掃しても効果が落ちずに持続します。 MRS-014 →高硬度の薄膜コーティングで刃物のような薄さや、しぼ?などの形状を保ちます。 MRS-004 →ゴム質の耐熱コーティングでふっ素樹脂とも遜?のない、200℃を超える耐熱性があります。 (350℃で16 時間後でも離型) MRS-200 →80℃以下の低温の加?温度で、樹脂やゴム製品にも加?できます。 ■特長 ・拭き掃除しやすい凹凸のない平滑な表面 ・溶剤で洗浄も OK ・薄膜のため部材の形をほとんど変えない ・シリコーン系なのに耐熱性がある ・樹脂やゴムに加工可(低温加工)
価格帯
納期
型番・ブランド名
MRSコーティング
用途/実績例
■採用例 ・糊付き紙の搬送ローラー →搬送ロールへの糊のくっつき防? 溶剤で洗浄もOK /拭き掃除しやすい凹凸のない平滑な表? ・フィルムカットテーブル →置き台への付着を防? 溶剤で洗浄もOK /拭き掃除しやすい凹凸のない平滑な表? ・メジャーカップ →計測物の付着(残存)を防? 溶剤で洗浄もOK /液切れが良い撥?性/拭き掃除しやすい凹凸のない平滑な表? ・サンドイッチカット刃 →刃への付着を防? 溶剤で洗浄もOK /薄膜で刃の切れ味を変えない
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取り扱い会社
製造装置や機械部品の性能を最大限に引き出すため、 吉田SKTは数百種類の表面処理技術から、お客様だけの「最適解」を導き出します。 ・粘着トラブルによる生産性低下 ・摩擦による製品品質の不安定化 ・腐食による設備の早期劣化 こうした製造現場の課題に、豊富な実績と確かな技術力で応えます。 1963年、フッ素樹脂加工を開始。 1968年には米国デュポン社(現ケマーズ社)とのライセンス契約を締結し、 自動車から医療、航空宇宙まで、2,000社を超えるお客様の製造革新をサポートしています。 さらに2024年にはPFASフリーコーティングを開発するなど、次世代製品の開発にも注力。 持続可能な製造業の発展に貢献します。 名古屋・東京・山口の3拠点体制で、量産から特注品まで柔軟に対応。 一貫した品質管理体制により、確かな品質をお届けします。 製造現場の課題解決は、表面処理のエキスパート、吉田SKTにお任せください。