【表面処理解決事例】熱溶着型の高温離型と高温でも高寿命を両立!
フィルターケースの熱融着工程を表面処理でカイゼン。熱耐久性フッ素コーティングで糸ひき軽減と長寿命を実現!
■ご相談 カートリッジフィルターの生産工程では、製品を溶着する熱溶着板への樹脂の付着が問題となっていました。 ポリプロピレン製の容器と蓋を熱溶着することで製品が完成しますが、PP樹脂は、糸ひきや溶着治具への付着があり、製品の気密性や美観や生産効率に悪影響を及ぼします。 そのため、熱溶着板には優れた離型性に加えて耐熱性や、熱耐久性が必要でした。 ■コーティング選定の背景 試作では通常のフッ素樹脂コーティングに加えて、接触面積低減フッ素コーティング「TP-855」をご提案。 比較的圧力の低い溶着工程でしたので、離型性が向上し糸ひきや付着が起きにくくなりました。また比較的長寿命にご使用頂けました。 ■コーティングの経緯と効果 さらに離型効果の寿命を延ばすため、熱時硬度の高いCHCシリーズと接触面積低減コーティングのハイブリッド化を検討。 さらなる高寿命を目指して弊社より熱時硬度と接触面積低減を両立させた「CHC-1311」をご提案。 現在では摩耗による金属露出もなくご使用いただいております。 熱溶着工程でお困りの方はぜひ吉田SKTにご相談ください。
基本情報
■CHC セラミックハードコート 通常のフッ素樹脂コーティングと同等の非粘着性と高温時の塗膜硬度を 両立させた新しいタイプのフッ素樹脂コーティングです。 【特長】 ・PTFE、PFAと同等の非粘着性 ・200℃以上での膜硬度が高い(PTFE比較) ※社内テストによる
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型番・ブランド名
CHC(セラミックハードコート)
用途/実績例
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製造装置や機械部品の性能を最大限に引き出すため、 吉田SKTは数百種類の表面処理技術から、お客様だけの「最適解」を導き出します。 ・粘着トラブルによる生産性低下 ・摩擦による製品品質の不安定化 ・腐食による設備の早期劣化 こうした製造現場の課題に、豊富な実績と確かな技術力で応えます。 1963年、フッ素樹脂加工を開始。 1968年には米国デュポン社(現ケマーズ社)とのライセンス契約を締結し、 自動車から医療、航空宇宙まで、2,000社を超えるお客様の製造革新をサポートしています。 さらに2024年にはPFASフリーコーティングを開発するなど、次世代製品の開発にも注力。 持続可能な製造業の発展に貢献します。 名古屋・東京・山口の3拠点体制で、量産から特注品まで柔軟に対応。 一貫した品質管理体制により、確かな品質をお届けします。 製造現場の課題解決は、表面処理のエキスパート、吉田SKTにお任せください。