フッ素樹脂 「なぜ薬品に侵されないのか?」
フッ素樹脂は酸やアルカリに侵されないプラスチックとして有名です。なぜ酸やアルカリなどの溶剤に溶解しないのか、原理を解説します
■フッ素樹脂の耐薬品性 フッ素樹脂は、耐薬品性が高く、ほとんどの酸・アルカリ・有機溶剤に対して溶解、膨潤、反応しません。 ■耐薬品性が高い理由 フッ素樹脂が耐薬品性に優れる大きな理由として、安定した分子構造が大きく関係しています。 フッ素樹脂は、高分子ポリマーで炭素原子とフッ素原子が結合したものが直鎖状につながった分子構造です。 炭素原子とフッ素原子(C-F)の結合エネルギーは化学結合の中でもとても強く、 さらに炭素原子同士のC-C結合部はフッ素原子がらせん状に隙間なく覆っています。 そのため薬品や溶剤に触れても不活性で、樹脂として劣化・溶解しない つまり耐薬品性に優れるということになります。 ■フッ素樹脂の耐薬品性の用途 ・各種ガスケット ・パッキン類 ・配管やホース ・貯蔵タンク ・反応槽 ・熱交換器 ※詳しくは資料をダウンロード頂くか下記リンク先をご覧ください。
基本情報
PDF資料では次の内容で解説しています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1. 耐薬品性とは? 2. 薬品による樹脂への影響 3. テフロン フッ素樹脂が耐薬品性に優れる理由 4. 耐薬品性を利用してできること ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ※詳しくは資料をダウンロード頂くかお問い合わせください。 テフロン樹脂・フッ素樹脂は耐薬品性の他に ・非粘着性 ・撥水・撥油性 ・耐熱性・耐寒性 ・低摩擦性 ・電気特性 ・純粋性 などに優れた樹脂です。 ■吉田SKTでは、優れたフッ素樹脂の特性を生かしたフッ素樹脂コーティン グを1963年より行なってまいりました。1968年には米国デュポン社とライ センス契約を締結。工業向けフッ素樹脂コーティングにおいては、「テフ ロン(TM)コーティング」の商標で加工を開始。米国デュポン社(現ケマ ーズ社)の認定を得た加工メーカーとして、お客さまの目的に合わせて、 フッ素樹脂の特性を最大限に生かすコーティングをご提供します。 ※「テフロン」はケマーズ社の商標です。
価格情報
納期
用途/実績例
お気軽にお問い合わせください。
関連動画
カタログ(2)
カタログをまとめてダウンロード取り扱い会社
製造装置や機械部品の性能を最大限に引き出すため、 吉田SKTは数百種類の表面処理技術から、お客様だけの「最適解」を導き出します。 ・粘着トラブルによる生産性低下 ・摩擦による製品品質の不安定化 ・腐食による設備の早期劣化 こうした製造現場の課題に、豊富な実績と確かな技術力で応えます。 1963年、フッ素樹脂加工を開始。 1968年には米国デュポン社(現ケマーズ社)とのライセンス契約を締結し、 自動車から医療、航空宇宙まで、2,000社を超えるお客様の製造革新をサポートしています。 さらに2024年にはPFASフリーコーティングを開発するなど、次世代製品の開発にも注力。 持続可能な製造業の発展に貢献します。 名古屋・東京・山口の3拠点体制で、量産から特注品まで柔軟に対応。 一貫した品質管理体制により、確かな品質をお届けします。 製造現場の課題解決は、表面処理のエキスパート、吉田SKTにお任せください。