金型に使う材質の種類とは?表面処理まで紹介
金型に使用する主な材質や、成形トラブルを解決できる表面処理や事例までご紹介します。
金型に使う材質の種類は多岐にわたりますが、一般的には以下のようなものがあります。 ・工具鋼 耐摩耗性、耐熱性、強度に優れた鋼材で、金型の主要部分や刃物部分などに使用されます。 ・冷間鋳造鋼 硬度や寸法安定性が高く、金型の小部品や複雑な形状の部品に使用されます。 ・熱間鋳造鋼 高温下でも強度や寸法安定性が維持されるため、金型の大型部品や高温下で使用される部品に使用されます。 ・アルミニウム合金 軽量かつ加工性に優れた材料で、低圧鋳造や高圧鋳造などの金型に使用されます。 ・銅合金 高い導電性や熱伝導性を持つため、プラスチック射出成形やダイカストなどの金型に使用されます。 ・セラミックス 耐熱性や耐摩耗性に優れた材料で、高温下で使用される金型や、精密成形に使用されます。 このように金型には用途に応じて様々な材質が使用されます。 適切な材質を選ぶことはもちろんですが金型の寿命や製品品質のためには適切な表面処理の選定も重要です。 金型の表面処理でこういったお悩みはございませんか? 〈成形設備〉 ・金型の破損 ・金型の寸法精度 ・コーティングの剥がれ
基本情報
金型の表面処理で一般的使用されるものとして 1.メッキ処理 2.陽極酸化処理 3.フッ素樹脂コーティング 4.DLCコーティング 等があげられます。 しかし、従来の表面処理では離型性や強度など、それぞれほしい機能が全ては 満たされず、思うように改善できない場合がございます。 「強度+フッ素樹脂コーティング並みのくっつき防止・すべり性」の 組み合わせを実現した技術が当社のオリジナル表面処理『BICOAT(バイコート)』です。 【主なバイコート(R)のタイプ】 ■NYK-01 ・ニッケル系金属被膜にふっ素樹脂を複合した表面処理 ■NOO-01 ・クロム系金属被膜にふっ素樹脂を複合した表面処理 ■TYS-03 ・金属基材中の鉄イオンと反応させた化成被膜中にふっ素樹脂を 融合した表面処理 ■NYN-11 ・アルミナ被膜にふっ素樹脂を複合した表面処置 ■CTT-200 ・金属被膜にシロキサン系樹脂を複合した表面処理 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
価格帯
納期
型番・ブランド名
バイコート|BICOAT
用途/実績例
【用途】 ■ゴムの射出成形金型 ■寸法精度を必要とする金型離型用 ■耐摩耗と滑りを必要とされる部品 ■耐摩耗と非粘着性を必要とされる部品 ■粘着剤および粘着物の離型 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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取り扱い会社
製造装置や機械部品の性能を最大限に引き出すため、 吉田SKTは数百種類の表面処理技術から、お客様だけの「最適解」を導き出します。 ・粘着トラブルによる生産性低下 ・摩擦による製品品質の不安定化 ・腐食による設備の早期劣化 こうした製造現場の課題に、豊富な実績と確かな技術力で応えます。 1963年、フッ素樹脂加工を開始。 1968年には米国デュポン社(現ケマーズ社)とのライセンス契約を締結し、 自動車から医療、航空宇宙まで、2,000社を超えるお客様の製造革新をサポートしています。 さらに2024年にはPFASフリーコーティングを開発するなど、次世代製品の開発にも注力。 持続可能な製造業の発展に貢献します。 名古屋・東京・山口の3拠点体制で、量産から特注品まで柔軟に対応。 一貫した品質管理体制により、確かな品質をお届けします。 製造現場の課題解決は、表面処理のエキスパート、吉田SKTにお任せください。