【事例】包装袋製造工程の溶着ヒーターブロックにおける樹脂付着防止
高温環境でも樹脂付着ゼロ!独自開発の表面処理で4ヶ月の耐久性を実現
■課題 最高180℃という高温環境で、樹脂フィルムの付着を防ぎたい ポリプロピレン袋とアルミ蒸着袋の両方に対応可能な表面処理が必要 現行の処理では、寿命が短く頻繁な交換が必要だった ■背景 ヒーターブロックは、包装袋の溶着工程で重要な部品です。 熱を加えて樹脂フィルムを接着する際、フィルムの樹脂がブロック表面に付着しやすい問題がありました。 お客様は、他社の表面処理を試したものの、十分な効果は得られず、安定した非粘着性と長寿命の実現が急務となっていました。 ■採用した処理 当社独自の「TPコーティング」を新たに開発し、ヒーターブロック表面に適用 ■特徴 ・離型性に優れ、樹脂の付着を防止 ・高温環境でも安定した性能を発揮 ・処理の選定プロセス ■効果 ・稼働頻度が1分間に10回で約4ヶ月の使用寿命を達成 ・非粘着性の維持により、清掃頻度や作業ロスを削減 ・高温下での安定した性能で、製造ラインの稼働効率が向上 詳細についてはカタログをご覧頂くか直接お問い合わせください。
基本情報
粘着物離型に最適な表面処理『TPコーティング』では、 コーティング面を凸面に(粗面化)して接触面積を小さくする技術により、 付着物の「離れやすさ」を向上。通常のテフロンコーティング、フッ素樹脂 コーティングでは得られなかった非粘着性を実現します。 未加硫ゴムや粘着テープ、ホットメルトの接着剤のような非常に粘着性の高い 物質にも、驚きの離型性(くっつき防止)をみせます。これまで諦めていた、 粘着物による搬送トラブル、成型不良の解決や、金型や搬送シュートやロール のメンテナンス低減のご要望など、ぜひご相談ください。 ■特長 ・フッ素樹脂コーティングを超える非粘着性・離型性 ・溶融樹脂や粘着テープのような粘着物に対するくっつき防止 ・コーティング面を粗面化する特殊技術による滑り性・潤滑性 ・シリコンフリーに対応 ・スムーズな離型 ・すべる(潤滑性) ※詳細についてはカタログをご覧頂くか直接お問い合わせください。
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製造装置や機械部品の性能を最大限に引き出すため、 吉田SKTは数百種類の表面処理技術から、お客様だけの「最適解」を導き出します。 ・粘着トラブルによる生産性低下 ・摩擦による製品品質の不安定化 ・腐食による設備の早期劣化 こうした製造現場の課題に、豊富な実績と確かな技術力で応えます。 1963年、フッ素樹脂加工を開始。 1968年には米国デュポン社(現ケマーズ社)とのライセンス契約を締結し、 自動車から医療、航空宇宙まで、2,000社を超えるお客様の製造革新をサポートしています。 さらに2024年にはPFASフリーコーティングを開発するなど、次世代製品の開発にも注力。 持続可能な製造業の発展に貢献します。 名古屋・東京・山口の3拠点体制で、量産から特注品まで柔軟に対応。 一貫した品質管理体制により、確かな品質をお届けします。 製造現場の課題解決は、表面処理のエキスパート、吉田SKTにお任せください。