2024年版 ASEANにおける四輪・二輪の電動化と電池戦略
矢野経済研究所のASEANにおける四輪・二輪市場のマーケットレポートです。
世界的なカーボンニュートラルの潮流、政治的思惑からこの数年間BEVは賞賛を集めた。しかし過熱するBEVブームも補助金の終了、ICEとの使い勝手の差など現実が突き付けられその期待が剥落し始めた。Mercedesは完全EV化を中止、GMやFordはピックアップトラックのEVモデルの発売延期や減産を決定、AppleはEV開発計画を白紙とした。Teslaも24年第1四半期は前年比マイナスを記録し減収減益となった。米欧中3地域合計のBEV販売台数は21年に前年比2倍の430万台を記録したが22年、23年と成長ペースが鈍化。一方中国国内の23年新車販売におけるBEV比率は25%を超えたが中国経済の低迷と過当競争による値引き合戦で市場環境は悪化。中国BEVの持続成長においてはASEANがチョークポイント。日系の牙城であるASEAN市場において中国勢、現地ローカルメーカーによるEVシフト攻勢が仕掛けられる現状を四輪、二輪と把握しキーとなる車載電池のサプライチェーンも調査することで同市場における複眼的な資料となる。 発刊日2024/06/27 体裁A4/282頁 価格(税込):275,000円(本体価格:250,000円)
基本情報
■構成 第1章 ASEAN各国の市場環境整理 第2章 モビリティメーカーのASEAN電動化戦略 第3章 電池メーカーのASEAN戦 第4章 ASEAN市場の電動化予測 図表目次 ■ポイント ●ASEANにおける23年のBEV販売台数は14.5万台と21年比で約20倍に急拡大 ●背景には中国の過剰生産とACFTA、FZ制度を活用した無関税輸入、タイVSインドネシアの自動車強国をめぐる争い ●四輪のBEV化はタイ・インドネシアの生産誘致とマレーシアの国民車がカギ ●同地域のメジャーモビリティ二輪の電動化は、ベトナムの成否が分水嶺 ●車載電池は四輪はセルの現地生産体制構築、二輪は46サイズ円筒形セルに注目 ●主要な四輪・二輪メーカーおよび電池メーカーなど全29ブランドの動向を掲載 発刊日:2024/06/27 体裁:A4 / 282頁 価格(税込):275,000円(本体価格:250,000円)
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