ナノリッター分注システム mosquito Genomics
PCR/qPCR、NGSライブラリー調製のコストダウンに!
『mosquito Genomics』は、ポジティブディスプレイスメント方式を採用した堅牢性のあるナノリッタースケールの分注機です。正確な吸引・分注はもちろん、ミキシングも正確に行うことができ、さまざまな用途で運用が可能です。サンプル管理ワークフローでも、ゲノミクス研究分野でも、扱うサンプル量を微量化することでコスト削減に貢献できます。 ● 微量化・低デッドボリュームによるランニングコスト削減 正確な分注機構により、貴重なサンプルや高価な実験試薬を微量で取り扱い、またデッドボリュームも抑えることができるため、ランニングコストを大幅に削減します。 ● 自動化によるハンズオンタイムの短縮と再現性の向上 迅速で性格な動作で、ヒューマンエラーに起因する分注ミスやクロスコンタミネーションもなく、再現性を向上します。 ● N数の増加によるデータ信頼性の向上 微量化によるメリットは、単なる省コスト化だけではなく、複数実験を並列で行えることにあり、データの信頼性向上を実現します。 ● ユーザーフレンドリー 使いやすいソフトウェアで、プロトコル作成手順はとてもシンプルです。
基本情報
■ チャンネル数 : 8 / 16 チャンネル or シングルチャンネル ■ 分注容量 : 25 - 1200 nL(LVモデル), 500nL - 5uL(HVモデル) ■ 対応ウェル : 96, 384, 1536 ウェルSBSプレート ■ LVモデル分注精度(CV値) : < 8%(50nl), < 7%(100nl) ■ HVモデル分注精度(CV値) : < 3%(1000nl) ■ プレート設置数 : 2枚 or 5枚 ■ 本体サイズ (mm) : W390 or W790 x D470 x H690
価格情報
モデルにより価格が異なります。お気軽にお問い合わせください。
価格帯
1000万円 ~ 5000万円
納期
応相談
平均納期は、2〜3ヵ月です。
型番・ブランド名
mosquito Genomics モデル / HTS モデル / 蛋白結晶化モデル
用途/実績例
【ゲノミクス分野】 □ PCR, qPCRのマスターミックスの分注 □ NGS各種ライブラリー調製キットの微量化、自動化 Gemonicsモデル専用ソフトウェアには、下記実験試薬キットに対応したヴィザードが組み込まれています。 - Nextera XT - Single-cell cDNA synthesis (Smart-seq2) - NEB Ultra II DNA & RNA library prep - Bead clean-up with magnetic block - qPCR (TaqMan) - DNA quantification (dye-based) - KAPA Library Quantification 【HTS分野】 □ アッセイレディプレートの作成 □ シリアルダイリューション □ ヒットピッキング □ nL範囲のプレートコピー
詳細情報
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ポジティブディスプレイスメント方式採用のチップで、高粘性・高揮発性の溶液はもちろん、泡立ちやすい溶液も高精度で分注できます。ステンレス、HDPEの素材からなり、DMSOの分注も可能です。
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8チャンネルまたは16チャンネルで、列ごとの分注を行います。※X1モデルは、1チャンネルごとの分注で、ヒットピッキング等に特化したモデルです。
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プロトコルは、ウィザードに合わせて簡単に設計できます(現在はGenomics HV, Xtal3, LCPモデルのみ)。
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【オプション】384ウェルビーズ精製用磁性ブロック:マグネットが低い位置に設計されているため、扱う溶液が少量でも効果的な精製を行うことができます。
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【オプション】384ウェル冷却ブロック:384ウェルPCRプレートを冷却するための専用ブロックです。温度感受性が高いサンプルや試薬の取り扱いの際に、ご使用いただけます。
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【オプション】精密加湿チャンバー:ナノリッタースケールの微量分注では、乾燥による影響を無視することはできません。mosquitoのプレートデッキを囲うチャンバーにより、適切な湿度環境を保ちます。
関連動画
ラインアップ(8)
型番 | 概要 |
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Genomics HV | 容量:500-5000nL, チャンネル数:8または16, Gemonics専用ソフトウェア付属 |
Genomics LV | 容量:25-1200nL, チャンネル数:8または16 |
HTS HV | 容量:500-5000nL, チャンネル数:8または16 |
HTS LV | 容量:25-1200nL, チャンネル数:8または16 |
X1 HV | 容量:500-5000nL, チャンネル数:8または16 |
X1 LV | 容量:25-1200nL, チャンネル数:8または16 |
Xtal3 | 容量:25-1200nL、, チャンネル数:8, 蛋白結晶化用専用ソフトウェア |
LCP | 容量:25-1200nL, チャンネル数:8または16, 蛋白結晶化用専用ソフトウェア+Lipid Cubic Phase method |
カタログ(2)
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ウェビナーのお知らせ:Automated sample management for more efficient drug discovery...
初期段階のドラッグディスカバリーにおける、デザイン、製造、テスト、分析のプロセス(DMTA)には、サンプル管理の効率化が不可欠です。 サンプルの保存と追跡、アッセイ準備済みプレートの低容量分注、分析のためのワークフロー、自動化が必要ですが、正確で効率的なサンプル管理には、多くのコストとインフラ整備が必要であり、特に自動化やITを要し、小規模なバイオテクノロジー企業では、外部の契約研究機関に頼ることが一般的です。 本ウェビナーでは、Artios Pharmaチームが、Titian Sample Bankソフトウェアと、SPT Labtechの自動化システムを活用し、サンプル管理用に自動化されたエンドツーエンドのワークフローの実践例を紹介します。 ※データエントリーサイクルタイム最大40%短縮 ※運用コストを削減 ※臨床サンプルの供給と追跡、迅速なデータ報告を実現し、意思決定を促進 統合された自動化ワークフローがDMTAサイクルをどのように効率化されたか 外注の代替として、社内化合物管理システムを、導入する方法 データの整合性向上や迅速な意思決定の促進といった自動化ワークフローの利点
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【Webinar】Olink & SPT Labtech:高感度ハイスループット血漿プロテオミクス - ディープフェノタイピングのためのキーテクノロジー
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取り扱い会社
研究を加速させる独自の技術とアプリケーションへの深い理解をひとつひとつの製品に込め、研究者に新たな選択肢をご提供することを目指しています。 ユーザーフレンドリーな仕様と堅牢性の高いシステムに加え、日本支社の設立により迅速なエンジニアリングサポートも可能になりました。 ナノリッター範囲の微量分注を必要とする下記アプリケーションを得意とし、サンプルコストや時間コストを削減します。 ・各種アッセイの微量化 / 自動化 ・ゲノミクス分野のPCR, qPCR, NGSライブラリー調製の微量化 / 自動化 ・タンパク質結晶化分野の微量化 / 自動化 ・サンプルバイアルの自動管理 経験豊富な担当者および専任のアプリケーションスタッフが国内におります。 各種お問い合わせ、デモ依頼をお待ちしております。