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市村清新技術財団 新技術開発助成
市村清新技術財団は広く科学技術に関する独創的な研究や新技術を開発し、 これを実用化することによって我が国の産業・科学技術の新分野等を醸成開拓し、 国民生活の向上に寄与することを目的としています。 当財団の助成は「独創的な新技術の実用化」をねらいとしており、基本的技術の 確認が終了し、実用化を目的にした開発試作を対象にしています。 昭和43年の当財団設立以来原則として年2回助成しています。 第102回(平成30年度第2次)からは、このうち、地球温暖化防止を目的とした 独創的な新技術開発に対しては、本助成の環境分野として助成します。 第1回から第116回までで、総件数909件、総助成額は81億7,193万円になります。
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市村清新技術財団 新技術開発助成 第116回新技術開発-04
ケーブルやコネクタが不要となるワイヤレス給電は、携帯電話や電動歯ブラシ・ 照明など小型家電を中心に普及が拡大しており、今後さらに、電気自動車・ 電動車いす・ドローンなどへの適用も進んでいくと考えられます。 送電コイルと受電コイルの間の距離を大きくとれるワイヤレス給電に磁界共鳴方式が ありますが、距離に応じて回路パラメータの最適化が必要であり、位置ずれ等による 距離変動が生じると著しく伝送電力が低下する問題がありました。 そこで送電コイルと受電コイルの位置関係の変動に対し伝送電力が変動しない ワイヤレス給電装置の開発を進めています。 考案した装置では、電力の損失が少なくなるようPT対称性(時間・空間反転対称性)が 発現する回路パラメータを設定、さらにコイル間距離変動に伴う電流共振周波数の変動に 対応できるよう、送電コイルの電流を検出しスイッチング素子のゲートタイミングを 制御することで回路の電流が共振周波数を維持できるようにしました。 これにより、位置・距離が大きく変化しても高い電力伝送効率が維持できることを実証しました。