作業場環境の改善に誘導加熱(IH)
高周波誘導加熱で熱処理工程における様々な課題を解決します。
誘導加熱(IH)は、金属・カーボン等の導電性材料を加熱するための非接触で直接発熱させる火炎を使用しない加熱方式です。 火炎や燃料を使わないため、排ガスや煙が発生せず、作業場の空気をクリーンに保ちます。 これにより、作業場内の温度上昇を抑え、快適な作業環境を実現できます。 また、それ自体が熱を持った熱源を接触させる加熱方式と異なり、ワークそのものが発熱するという点も、作業場温度の上昇抑制に繋がる点です。 裸火を使用しない安全な加熱方法のため、火災リスクが大幅に低減し、裸火が制限されている現場でも安心して運用できます。 加熱範囲や温度を細かく制御できるため、必要な場所だけを効率よく加熱し、 エネルギーロスや無駄な熱の発生を防ぎます。これにより、作業場全体の温度が上がりにくく、夏場の空調負荷も軽減されます。
基本情報
出力2~500kWの範囲で様々な動作周波数帯を持つ製品ラインナップがあり、 加熱条件に合わせて機器の選定をさせていただきます。 導入検討の一助となるよう、初回は無償で加熱テストを承っております。 ワークのみの送付、お立ち会いでの試験も可能です。 加熱したいワークの材質・寸法、目標温度・時間等の情報をいただいた上で、 加熱条件に適した試験機(出力・周波数帯)とテストコイルの選定をさせていただきます。 ※ワーク形状、加熱条件によっては簡易的な出力試算・シミュレーションも可能です。
価格帯
納期
用途/実績例
工業的な利用例 ・半田付け、ろう付け ・焼入れ、焼鈍し、焼戻し ・焼嵌め ・かしめ ・加熱成形 ・材料試験 ・金属の溶解・浮遊溶解 ・樹脂材への金属の接合、金属圧入 ・ゲッター処理 ・塗装乾燥 ・ハイパーサーミア
取り扱い会社
誘導加熱用電源と加熱装置、プラズマ用高周波電源、RFパワーアンプなど、高周波の工業利用及び理化学研究用の高周波電源とその高周波利用装置を製造販売しています。 誘導加熱電源は、出力1.2kWから500Kwまで幅広く取り揃えており、特に他に類のない小型化と広い周波数範囲をカバーするため、今まで誘導加熱の適用が困難であったアプリケーションにも応用されています。 プラズマ用電源とRFアンプについては、米国の系列会社にてエンジニアリングと製造を行い、販売のほか応用機器の設計製造を行なっています。 半導体装置用プラズマ高周波電源と広帯域増幅器の30年以上の経験を踏まえ、的確なエンジニアリング業務でお客様の理想を実現します。 機器選定のための加熱テストも初回無償で承っております。