過酷な環境へAIを実装、耐環境エッジAI産業PCを利用した解決策
AIの実装環境でお悩みではありませんか?産業用AIチップを搭載した耐環境の産業用PCで過酷な環境へのAI実装課題を解決します。
■画像AIやエッジAI実装の課題■ 昨今、様々な画像AIやエッジAIアプリケーションの開発が進み、デバイス実装フェーズに移っています。 それらのデバイス実装フェーズでは、オフィスやデータセンターと違い、厳しい耐環境性がデバイスに求められることが、エッジAIの実装課題として発生しています。 また一方で、エッジで処理するデータは容量増加とリアルタイム要求により部品性能はリニアに上がり続け、結果、CPU、GPU、AIチップの極度の発熱がデバイス実装の課題として加わっています。 エッジAIでは、その処理性能を上げるため、GPUやAIチップなど発熱量の高い部品群の放熱に対応しつつ、極めて厳しい耐環境性を担保するための、温度対策、振動対策、機構設計を進めることが、さまざまな現場へ画像AIやエッジAIのアプリケーションを実装するのに重要な要素となります。 ■耐環境性能の高いエッジAIプラットフォーム■ アナログ・テックは、AIチップを耐環境性能に優れた産業用PCに搭載することで、『高温/低温、水、高湿、粉塵』といった過酷な現場環境へ、AIを実装するためのプラットフォームを提供しています。
基本情報
■搭載している最新AIチップの一例をご紹介■ 低消費電力で高い推論処理能力を誇るHailo社のAIチップ 『Hailo-8 AI Processor』 Hailo-8プロセッサは、Hailo社により開発されたAI処理に特化したチップです。AIチップのなかでも産業用途に好適な以下の特徴を持っています。 (特徴1)高い電力効率でのAI処理!電力効率3TOPS/W (特徴2)高い耐環境性能!チップ単体でー40℃~85℃ (特徴3)長期供給を予定!チップ単体で最長10年を予定 ■最新AIチップ Hailoを体験してみませんか■ アナログ・テックは、Hailo-8の評価開発キットを97,900円(税込)でリリース。 Hailo-8を使用したAIアプリケーションの開発を手軽にはじめるための開発環境を、評価開発キットとしてパッケージングしました。開発キットにはHailo-8を動作させるための実行環境として、Hailo-8 Mini-PCIeモジュールを搭載したPCハードウェアが付属、AIの業界標準フレームワークからHailoフォーマットへのモデル変換をサポートしたSDKを利用します。
価格帯
納期
用途/実績例
◎安全監視 作業員の危険区域への侵入、通常と異なるパターンでの作業員の行動監視など、様々な施設での安全を監視。危険レベルに応じてPLCと連動、ランプやブザー鳴動、扉の施錠など、機械制御と連動。 ◎建設・測量 工事現場での危険エリアへの侵入検知。画像AIによる建設機械の制御やアシスト。作業員の負荷軽減と事故防止に画像AIを活用。屋外での実装が前提とされる環境への画像AIと、フィードバックをダイレクトに機械にかけるための制御を接続します。 ◎農業・酪農 農業の省力化や能率化に向けた農業機械のロボット化。車載、ドローンといった屋外環境での組込み、実装が前提とされる環境への画像AIの実装と、フィードバックをダイレクトに機械にかけるための制御を接続します。 ◎車両ロボット 自動運転技術を活用した車両やバス、物流ロボットや無人フォークリフトなど、さまざまな車両のロボット化。また、荷物や乗客の乗り降りなど、車両利用者のアシストに向けた画像AIの活用など。 ◎エッジコンピューティング 機械制御とクラウドの接続。機械制御や医療データなど、エッジで実行したリアルタイム処理後はクラウドへ集約。
関連動画
カタログ(11)
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PoEポート搭載 ファンレス型AIチップ搭載IPC『AT-IPCFG000-PoE4』
AT-IPCFG000-PoE4は、Hailo社のAIチップ『Hailo-8 Deep Learning Processor』搭載、ファンレス産業用PCで、カスタムやOEMが可能なベースモデルです。 26TOPSの性能を有し、リアルタイム、低遅延、高効率でのエッジでのAI推論を実行します。防塵フィルタ搭載、生産現場へ導入可能な産業用PCです。 また、4つのPoEポートを搭載しており、IEEE802.3atに対応、4ポートで最大25.5W、1ポートあたりで最大30Wまで電力供給しており、IPカメラをはじめとしたPEデバイスに対してAI処理のエッジPCから直接給電が可能です。
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PoEポート搭載 ファンレス型デュアルAIチップ搭載IPC『AT-IPCFG004-PoE4』
AT-IPCFG004-PoE4は、2基のAIチップ『Hailo-8 AI Processor』を搭載した ファンレス産業用PCで、カスタムやOEMが可能なベースモデルです。 AIチップを2基搭載することにより、マルチAIアルゴリズムに対応します。 画像、音声、時系列など『扱うデータソースの種類』や 『分類』 『深度推定』 『物体認識』 『顔の検出』 『姿勢の推定』など、そのデータソースで何を学習させたいかの用途に応じて、都度、最適なアルゴリズムを選択して、マルチに適用します。 また、4つのPoEポートを搭載しており、IEEE802.3atに対応、4ポートで最大25.5W、1ポートあたりで最大30Wまで電力供給しており、IPカメラをはじめとしたPEデバイスに対して、AI処理のエッジPCから直接給電が可能です。
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マルチAIチップ搭載の開発環境『Hailo-8 評価開発キット2』
Hailo-8 評価開発キット2は、4基のAIチップを搭載させた、並列高速処理やマルチAIアルゴリズムを実装するための開発環境です。 4基のAIチップを並列処理させることで、データセンタークラスGPUに迫る最大104TOPSの処理能力をサポート。この104TOPSの性能を処理するチップ消費電力はわずか25Wです。 AIアプリケーション開発を行うためにはSDKをインストールするワークステーションが 別途必要です、必要な場合は評価開発キットとあわせてご用命ください。
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ファンレス型デュアルAIチップ搭載IPC『AT-IPCFG004』
AT-IPCFG004は、2基のAIチップ『Hailo-8 AI Processor』を搭載した ファンレス産業用PCで、カスタムやOEMが可能なベースモデルです。 AIチップを2基搭載することにより、マルチAIアルゴリズムに対応します。 画像、音声、時系列など『扱うデータソースの種類』や 『分類』 『深度推定』 『物体認識』 『顔の検出』 『姿勢の推定』など、そのデータソースで何を学習させたいかの用途に応じて、都度、最適なアルゴリズムを選択して、マルチに適用します。
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Hailo社のAIチップ『Hailo-8 Deep Learning Processor』
Hailo社は2017年に、イスラエル国防軍のエリート技術部隊のメンバーによって設立された、エッジデバイス向けに最高性能のAIプロセッサを開発しているチップメーカーです。 AIチップ『Hailo-8 Deep Learning Processor』は、Hailo社により開発されたAI処理に特化したアーキテクチャのチップです。 【AIチップ『Hailo-8 AI Processor』の特徴】 1.電力効率3TOPS/Wにおける最高クラスのAI処理性能により1チップで26TOPSの性能を誇ります。また、複数チップを並列搭載したモジュールを使用することでシステム全体のAI処理性能や機能を拡張します。 2.動作環境は「-40℃~85℃」をサポート。耐環境性能の高いIPCと組み合わせる事でさまざまな現場でのAI実装を実現します。 3.チップ自体の供給期間は販売から最長10年を予定しており、長期供給が必要なさまざまな産業用途へご利用頂けます。 4.OSはLinux(Ubuntu)だけではなく、WindowsやDockerでの実行環境をサポートします。
取り扱い会社
1994年に設立。長年培ってきたエレクトロニクス技術の知識と海外メーカーとの強い技術インターフェースをベースに、最適な産業向けコンピュータ及び周辺機器を提供いたします。 創業から25年を越える豊富な導入実績、要求の厳しい国内大手メーカーへの納入実績と共に、様々な産業用コンピュータを、小ロットからの受注生産、長期安定供給、要件や課題に応じたカスタムやOEMなど、お客様のニーズに、きめ細やかに対応できるのが当社の強みです。 アナログ・テックは、「人」と「モノ」を繋げる技術を以って、サイバー(デジタル)とフィジカル(アナログ)を高度に融合する領域のプロフェッショナルとして存在し、お客様と共Society5.0の実現を通じて経済発展と社会課題の解決に寄与してまいります。