【画像処理エンジニアコラム】高速化の誤解
アポロ精工株式会社 アポロ精工 新横浜オフィス(旧ケーアイテクノロジー/旧市川ソフトラボラトリー)
実現手段にソフトやハードで開発提供してますが、「FPGAによる高速化」とご案内している事で誤解がある事が珍しくありません。 ソフトで実現した処理は、どんな処理でも専用ボードを開発すれば「高速化できる」が大きな誤解なんです。 むしろ、FPGAによる高速化できる処理は限られてます。 大量に同じ演算を【同時】に実行して良い処理。コンボリューションフィルタなどが、一番適している例です。 積和演算を【同時】に行っても良いので必要数の乗算と加算回路を搭載すると、どんなに広範囲でも1クロックで結果が得られます。 また「パイプライン処理」が可能なものも、Aと言う処理とBと言う処理を、ソフトでは、A処理後にB処理を行い、またA処理に戻る。 がハードではA処理後B処理に移る時同時にA処理を行う事で処理時間が速い方の時間が消えていきます。 5段のパイプラインでも1段分の時間で結果が得られる。と言うものです。 ちなみに、大容量の画像データにアクセスする際には、メモリもデータバス幅がとても広いGPUボードなども有効です。 *ニュースは、弊社メルマガで配信されてます。