ケラー社 圧力センサ シリーズ33X
RS485デジタル出力付き高精度圧力センサ。気圧レンジ(800~1200hPa)の提供もできます!
圧力センサ33Xは、数学的補正方式により、10〜40°Cの温度範囲で0.05% フルスケール(FS)という極めて高い精度を実現しています。追加オプションで0.01%FSの高精度も可能です。デジタルのRS485インターフェースに加えて、アナログの電流または電圧出力が得られます。 【特徴】 ・10 ~ 40℃の温度範囲で ±0.05 %FS の精度 ・デジタル RS485 とアナログ出力の 2 出力を標準搭載 ・アナログ出力はデジタル RS485 を介してレンジ変更可能 ・気圧レンジタイプ(800~1200hPa)、差圧レンジタイプ(0~30kPaから0~3MPa)もあり ・温度範囲は-20~125℃(オプションで-40℃も可) ・優れた長期安定 【技術】 ・ピエゾ抵抗型圧力センサ ・正確な圧力値を出す数学的モデルを用いた補正技術
基本情報
圧力範囲:0~30kPaから0…100MPa 精度:± 0,05 %FS@10〜40°C 総合精度:± 0,1 %FS @ -10…80 °C 出力:RS485、4~20 mA、0~10 V、0~5Vなど 温度範囲:-20…125 °C ※ソフトウエアCCS30 ライセンスフリーのソフトウェアCCS30は、設定と測定値の記録に使用します。 測定 - リアルタイムでのグラフィック表示 - 測定間隔と保存間隔の調整可能 - エクスポート機能 - Busシステムへの接続 - 毎秒最大100測定値 設定 - 情報の呼び出し(圧力と温度範囲、ソフトウェアバージョン、シリアル番号など) - ゼロとスパンの再調整 - アナログ出力の再スケーリング(単位、圧力レンジ) - ローパスフィルターの調整 - 計器アドレスとボーレートの選択
価格帯
納期
用途/実績例
エンジンテストベンチ 産業・自動化用途 油圧測定 圧力計基準器
関連動画
カタログ(13)
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水素の圧力をはかる ~ 水素燃料電池の場合
水素は地球上で最も小さな分子のため漏れにつながる透過のリスクがあります。空気に触れると非常に燃えやすい特性もあります。そのため、水素タンクの漏れを防ぐこと、あるいは漏れを早期に発見することが非常に重要です。ケラー社の圧力センサは水素燃料電池向けリークテストにお使い頂いております。水素燃料電池には、空気(酸素)用、水素用、冷却用の3つのチャンネルがあり、最初に窒素を、次に水素を使い、システム内の漏れを検出しています。 燃料電池の入口と出口の圧力値は継続的に記録され、リアルタイムで画面に表示されるため、継続的なモニタリングが可能です。圧力の低下は、3つの流路のいずれかに漏れがあることを示します。ケラー社の圧力センサは精度が高いため、リーク密閉されていないわずかなエリアでもリークを検出することができ、燃料電池の安全な使用を保証することができるのです。 詳細は下記、関連資料をご参照ください
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ロケットに搭載される圧力センサ ~ 宇宙におけるケラー
ケラーの圧力センサは熱圏まで飛行するロケットにも使われているんです! SSC(スウェーデン・スペース・コーポレーション)は、最先端の宇宙工学、衛星、打上げサービスを提供する世界的なリーディング・カンパニーです。SSCのロケットであるサブオービタル・エクスプレスは熱圏まで260km飛行し、研究所や企業に代わり無重力状態で科学実験を行います。 実験は無重力状態で行われ、その後ロケットは地球に落下。ヘリコプターがロケットを回収した後、SSCは収集したデータを評価・分析、それらをユーザー様と共有します。 このロケットの打ち上げで、ケラーの圧力センサPAA-33Xが実験モジュール「ARLES-II」に組み込まれました。 それに先立つ2019年夏、SSCは実験モジュール 「ARLES-I 」の圧力監視にもケラーの圧力センサは使われました。 圧力センサを使って一連の実験セル内の圧力をモニターし、そこで液滴とグラフェン粒子(グラフェンは耐引裂性、高弾性、導電性を持ち、未来の素材と考えられています)の実験を実施。船内の窒素ボンベ内のガス圧力測定にもケラーセンサは使われました!
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CO2回収 ~ 太陽電池材料の研究をベースに 高精度圧力センサはなぜ必要?
CO2を大気から実用的かつ安価な方法で除去・回収することは至難の業ですが、太陽電池材料の研究をベースに研究・開発しているメーカー実例をご紹介します。 低電力でのCO2回収に成功、CAPEX(資本支出)コストを劇的に削減。 エネルギー消費量も大きく低減させ、費用対効果の高いDAC技術を実現した会社です。 そのプロセスにおいてケラー社の高精度圧力センサはなぜ使われるようになったのでしょうか。 その秘密をご紹介します! (関連カタログからダウンロード可能です)
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航空機の除氷作業で差圧測定が必要?
車に積もった雪や窓ガラスについた氷を払い落としたりする作業をご存知だと思います。航空機でも、雪が降り始めたり氷が張ったりすると、同じ作業が必要になります。航空機から氷や雪を払い落とすのが航空機の除氷作業である。除氷は特別に指定された除氷エリアで行われ、飛行機が離陸する直前にスケジュールが組まれます。氷や雪は飛行機の重量を増加させるだけでなく、空力特性を損なうことにつながるからです。 除氷は、少なくとも50%のグリコールに水を加えた液体を用いて行われ、除氷に使用できる液体は全部で4種類あります。アムステルダムのスキポール空港では、除氷に使用される混合液は大きな加熱タンクに貯蔵され、飛行機に使用される前にいわゆる”Safeaeros”にポンプで注入されます。Safeaerosは、この目的のために特別に開発されたスプレー車の一種です。スキポール空港では、このSafeaerosを1機につき4台(主翼の前側に2台、尾翼の後側に2台)使用しています。 続きは下記関連リンクから
取り扱い会社
当社は、設立以来、スイスのヴィンタートゥールの工場ですべての製品を開発・生産してきた会社で、圧力トランスデューサおよび圧力トランスミッタのトップメーカーであり、ISO 9001の認定を受けています。 中核事業として、年間130万個を超える圧力測定セルを製造・販売しており、5mbar(500Pa)から2000bar(200MPa)までの圧力レンジの製品と、すべての製品で培ってきた豊富な経験により、当社のソリューションは様々な用途に対応できます。 高精度の圧力センサメーカーとして高い評価を得ており、OEMやカスタム製品にも対応。 多数のお客様から喜びの声をいただいております。 お問合せ先:sales.jp@keller-pressure.com