ケラー社 高精度差圧センサ シリーズPD-39X(39X-Ei)
絶対圧センサを2つ用いた高精度差圧センサ 片側耐圧に優れる!
基本情報
圧力範囲:0~0.3から0~3.5 MPa 精度:± 0.05 %FS @ 室温 総合精度:± 0.1 %FS @ -10~80 °C ライン圧:0~0.3から0~3.5 MPa 出力:RS485, 4~20 mA, 0~10 V 特徴:ライン圧測定機能 ※ソフトウエアCCS30 ライセンスフリーのソフトウェアCCS30は、設定と測定値の記録に使用します。 測定 - リアルタイムでのグラフィック表示 - 測定間隔と保存間隔の調整可能 - エクスポート機能 - Busシステムへの接続 - 毎秒最大100測定値 設定 - 情報の呼び出し(圧力と温度範囲、ソフトウェアバージョン、シリアル番号など) - ゼロとスパンの再調整 - アナログ出力の再スケーリング(単位、圧力レンジ) - ローパスフィルターの調整 - 計器アドレスとボーレートの選択
価格帯
納期
用途/実績例
差圧測定
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産業用途における差圧測定 ~ 差圧測定の世界を詳しく
【差圧センサはどのように機能し、他のセンサタイプとどう違う?】 ゲージ圧と絶対圧センサには圧力差を測定する基準点が定義されています(絶対圧の場合:絶対真空、ゲージ圧の場合:大気圧)。一方、差圧センサは基準点を定義することなく、2つの圧力間の差を測定します。差圧センサは色々な構造で作ることができますが、KELLER Pressure社の1つの特徴が両ポートに液体を使用できるタイプがあるということです(例:モデルPD-33X)。分解能高く差圧測定することが可能です。 絶対圧測定セルを2つ使用して2つの圧力を測定し電子回路によって差圧を求めるセンサもあります(モデルPD-39X)。この構造は特に高圧の場合に向いています。 【差圧センサの代表的なアプリケーション】 1.流量測定 流量の測定にはいくつかの方法がありますが一般的な方法の一つとして、オリフィス板を介した差圧測定があります 2.液化ガスタンクのレベル測定 液化すると容積を減らして輸送・貯蔵ができます。この水位計測になぜ差圧計測が向いているのか。 続きは下記URLから!
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電気分解による水素製造でなぜ高精度差圧センサが必要なの?高圧下における背圧制御と関係があるんです!
エネルギーの未来の柱と考えられる水素に注目が集まる中、水を水素に分解する電解槽の重要性はますます高まっています。固体高分子電解質膜(PEM)型電解槽では、水が装置の片側に入り、電流によって水素が透過性膜を通過して装置の反対側に向かい、水が酸素と水素に分解されます。水素は電気分解後、高圧で貯蔵されることが多いため、電解槽も高圧で運転するのが好ましいと考えられています。余分な圧縮工程を省くことができるからです。従って電解槽で生成される酸素と水素を圧力制御することが必要になり、それを背圧制御で実現できても、 電解槽の膜に機械的ストレスがかからないよう、2つの流れの圧力差をできるだけ小さくする必要があります。例えば高圧がかかっている電解槽で、酸素側と水素側の圧力差が1~10 kPaという低圧である場合どうすればいいでしょうか(これは電解槽の膜が扱える最大圧力差)。圧力測定<0.1%FSの精度が必要な場合はどうすればいいでしょうか。そこで登場するのがケラー社の差圧センサPD-39Xです。PD-39Xは2つの絶対圧センサ搭載し片側耐圧に優れ、精度も0.1%FSが実現できます。 詳しくは下記関連リンクから!
取り扱い会社
当社はKELLER Pressure(スイス)の日本支社です。KELLER Pressureは設立以来、スイスのヴィンタートゥールの工場ですべての製品を開発・生産してきた会社で、圧力トランスデューサおよび圧力トランスミッタのトップメーカーであり、ISO 9001の認定を受けています。 中核事業として、年間130万個を超える圧力測定セルを製造・販売しており、5mbar(500Pa)から2000bar(200MPa)までの圧力レンジの製品と、すべての製品で培ってきた豊富な経験により、当社のソリューションは様々な用途に対応できます。 高精度の圧力センサメーカーとして高い評価を得ており、OEMやカスタム製品にも対応。 多数のお客様から喜びの声をいただいております。 お問合せ先:sales.jp@keller-pressure.com