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キャリブレーションと同時にデバッグ:XCPプロトコルの活用術

キャリブレーションもデバッグもポートひとつ。XCPのスマートな選択

◆ XCPとは? 自動車や一般産業機器のような“制御”を伴う製品開発には、「キャリブレーション」と呼ばれる工程が存在します。ECUとアクチュエータやセンサなどを最終製品の状態で内部パラメータなどの測定&調整するものです。XCP(Universal Measurement and Calibration Protocol)は、これをCANやEthernet等の通信経由で実現するプロトコルです。 ◆ キャリブレーションとデバッグの切り替えが面倒! キャリブレーション等の開発終盤でもデバッグを行いたいニーズがあります。ただし、両者は一般的にECUアクセスのために同じデバッグインターフェースを使用しており、同時に使用できず切り替えが必要という課題があります。 ◆XCPデバッグで切り替えが不要に! XCPのプロトコルに重畳する形でデバッグコマンドをXCPの通信経由で流すことでキャリブレーションとデバッグを両立。物理的な交換の手間をなくし、開発効率が向上できます。 XCPを経由したデバッグでもマルチコアデバッグ、OS認識、オンチップトレースなど世界トップクラスのデバッグ機能の多くを使用できます。

【公式サイト】XCPによるデバッグ

基本情報

◆ECUのデバッグ、計測、キャリブレーションを同時に行う ツールを切り替えたり複数のツールを同時に接続したりすることなく、 すべてのECU開発タスクを実行できます。デバッガはXCPツールを 介してECUのデバッグポートにアクセスし、ハードウェアデバッガと 同じタスクを実行できます。同時に、XCPツールはECUデータを 収集し、ターゲットのデバッグポート経由でパラメータデータを調整できます。 ◆ツールにとらわれないコンセプト XCPデバッガは、当社のPowerDebug システムで使用されている ソフトウェアスタックをベースにしています。 そのため、当社のハードウェア デバッガでおなじみのフル機能セット、同じユーザーインターフェイス、 ほとんど同じ動作を利用できます。 ◆車両に搭載されたECUのデバッグ XCPツールのインフラを活用することで、エンジンルームの奥深くに 設置された最終ハウジング内のECUをデバッグできます。 現場でしか発生しないソフトウェアの問題を効果的に発見し、解析できます。

価格情報

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納期

型番・ブランド名

TRACE32

用途/実績例

主に組込み系マイクロコントローラ、マイクロプロセッサのソフトウェア開発ツール

ラインアップ(11)

型番 概要
LA-9015L 1ユーザーフローティングライセンス XCP RH850デバッグバックエンド RH850用デバッグソリューション
LA-8889L 1ユーザーフローティングライセンス V850/RH850 フロントエンド RH850用デバッグソリューション
LA-8890L 1ユーザーフローティングライセンス Arm フロントエンド Arm 向けデバッグ&オンチップトレースソリューション
LA-9014L 1ユーザーフローティングライセンス XCP Cortex-M デバッグバックエンド Arm Cortex-M 向けデバッグ&オンチップトレースソリューション
LA-9009L 1ユーザーフローティングライセンス XCP Cortex-A/R デバッグバックエンド Arm Cortex-A/R 向けデバッグ&オンチップトレースソリューション
LA-9001L 1ユーザーフローティングライセンス Arm トレースライセンス Arm 向けデバッグ&オンチップトレースソリューション
LA-8893L 1ユーザーフローティングライセンスTriCoreフロントエンド HSM搭載TriCore用デバッグ&オンチップトレースソリューション
LA-9010L 1ユーザーフローティングライセンス XCP TriCoreデバッグバックエンド HSM搭載TriCore用デバッグ&オンチップトレースソリューション
LA-9011L 1ユーザーフローティングライセンス TriCore EDトレースライセンス HSM搭載TriCore用デバッグ&オンチップトレースソリューション
LA-8890L 1ユーザーフローティングライセンス Arm フロントエンド HSM搭載TriCore用デバッグ&オンチップトレースソリューション
LA-9014L 1ユーザーフローティングライセンス XCP Cortex-M デバッグバックエンド HSM搭載TriCore用デバッグ&オンチップトレースソリューション

XCPを活用した自動車のECUの効果的なデバッグ

アプリケーションノート

[ホワイトペーパー]ソフトウェア定義型車両(SDV)のデバッグー「SDV Ready」への道

アプリケーションノート

取り扱い会社

日本ローターバッハでは、TRACE32 の名称で様々な組込みソフトウェアの開発ツール(ハードウェアデバッガソリューション、デバッグ用ソフトウェア、トレースデバイス、シミュレータなど)の販売およびサポートを行っております。

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