【基礎知識】はじめての遠心分離機入門-遠心分離機とは?-
重力の数百~数万倍の遠心力で、固液分離を効率化 / 重力の数万倍の力で“分ける”仕組みをやさしく解説!
遠心分離機とは、回転によって生じる「遠心力」を利用して、固体と液体、あるいは水と油のように混ざり合わない液体同士を効率よく分離する装置です。 例えば、重力で沈殿させると2日かかる分離も、遠心分離機ならわずか30分で完了した実績があります。 仕組みはシンプルで、ドラム状の“バスケット”を高速回転させることで比重の違いを利用して分離するもの。種類も豊富で「ろ過型」「沈降型」、さらに上部排出や底部排出など用途に合わせて選択できます。医薬品・化学品・食品・リサイクル分野まで幅広く使われ、研究所から工場まで活躍中です。 本資料では遠心分離の基礎から種類、用途まで初心者の方にもわかりやすく解説しています。 まずは“分ける技術”の第一歩としてぜひご覧ください。 ◆カタログページから無料ダウンロード↓
基本情報
遠心分離機は用途や処理量に応じて多様な仕様を選択可能です。 基本構造は、回転体(バスケット)を高速回転させ遠心力を発生させる方式で、ろ過型・沈降型の2種類があります。 遠心効果は600~10,000G以上まで対応し、重力沈降の数百~数万倍の力で効率的に分離を実現。 処理方式はバッチ式と連続式があり、少量多品種から大容量連続処理まで幅広く対応します。 排出方式も上部排出型・底部排出型・横型・斜め型・吸引型・ボール型など多彩で、スペースや自動化ニーズに合わせた設計が可能です。 材質はSUSをはじめ耐食性・耐圧性に優れた金属を採用し、CIP洗浄や密閉構造にも対応。 医薬品・化学品・食品・リサイクルなど、さまざまな産業分野で信頼性高く使用されています。
価格帯
納期
用途/実績例
遠心分離機は多彩な業界で実績を持ち、固液分離や液液分離の効率化に貢献しています。 医薬品分野では原薬や中間体の精製に使用され、GMP対応の自動洗浄や密閉運転により高い品質管理を実現。化学分野では樹脂・顔料・電子材料などの製造工程で、分離・洗浄・脱水を短時間で行い、生産性向上に寄与しています。 食品分野ではでんぷん・調味料・飲料原料の濾過や、油の脱水・脱油に活用され、衛生性と効率を両立。 鉄鋼・繊維分野では切削油や排水処理のリサイクルに利用され、環境負荷低減にも役立ちます。 さらに、研究機関や大学では試験・開発用途として、少量サンプルからスケールアップ検証まで幅広く導入実績があります。 松本機械の遠心分離機は、省エネ性と洗浄性に優れ、ものづくりから環境対策まで幅広い現場で信頼されています
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取り扱い会社
松本機械グループは創業以来、遠心分離機に対するお客様の声をカタチにする為、物質や操作工程等が困難なものであっても、お客様と共に考え、克服し、進化し続ける遠心分離機の開発に努めてきました。 人々の健康や生命を守る為に不可欠な、より安全に配慮した製造環境プロセスの実現にむけ、GMP規格に対応した遠心分離機の製造や研究開発に特化した小型遠心分離機の開発を行っております。 弊社機械の操作工程及び機種をYOUTUBEにて公開中。遠心分離機検討中の方、まずはお客様の目で実際の機械を動画でご確認ください。