シリカコート【トフマク 非粘着コート】
シリカコート トフマクにシリコーン、あるいはフッ素系の非粘着層を有する複合膜とすることで、高い摩擦耐久性、離型性を実現!
基本情報
トフマクは石英に匹敵する硬さ、耐薬品性などの性能を持つ非常に硬い膜で、皮膜を複合化する事で非粘着性も有する事ができます。 トフマク前駆物質の有機溶媒溶液(基本は、キシレンorジブチルエーテル)を塗布液として用い、大気中で焼成することにより、大気の水分や酸素と反応し、高純度シリカ(アモルファスSiO2)膜が得られます。 塗布後溶剤が揮発すれば速やかに硬化し、比較的低温(100~150℃)の処理で、石英に匹敵する性質の硬い皮膜が得られます。 非常に薄い膜厚(2μm以下)が得られます。 1液性の処理液を用いるので、取り扱いが容易です。 競合材料(ゾル・ゲル法によるシロキサン)ではシリカ中に有機基が残存し、薄い膜しか作成できません。
価格帯
納期
型番・ブランド名
シリカコート トフマク 非粘着コート
用途/実績例
■食品、工業用 刃物 ■金型 ■ゴムローラー ■ホッパー ■タッチパネル用ガラス ■人工血管チューブ ■液晶製造装置用真空吸着ステージ ■移動式高重量架台 等
詳細情報
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トフマクを形成するための処理液の有効成分は、チッソを含有する無機珪素化合物です。これが空気中の水分などと反応してシリカに変化します。 スプレー塗布、ディッピング等
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トフマクは様々な材料に処理可能ですが、成分がシリカであることから、密着性(=適性)は次の順に優れます。 ガラス>金属>樹脂>ゴム>木質 トフマクにはじん性が無いので基材が屈曲するとクラックが発生することがあります。従って樹脂やゴムにおいては狙った効果が得られない場合があります。また、樹脂やゴムは処理液の溶媒の影響を受けることがあります。
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・刃物のすべり性アップ ・防錆効果 トフマクを塗布焼成する事により、金属製刃物の表面に硬いシリカの皮膜を形成します。シリカの連続皮膜は気体を通さないので、例えば金属製の刃物にコーティングすると、酸素や水蒸気が遮断されるため、刃物が錆びるのを防ぐことができます。一方、トフマクを角張らないディンプル状に点在するコーティングを行いますと塗布焼成されたシリカと表面の物質との接触面積が減少することによって摩擦抵抗が減少し、滑り性を良くすることが出来ます。 特許 4751713 刃物類とそれに用いる表面加工方法 特許 5540242 表面処理された刃物及びその製造方法
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・ゴムの耐摩耗性向上 トフマクをゴム表面に塗布焼成する事によって、1μm以下の薄膜が形成されます。表面のシリカ膜によってゴムの硬度がアップし、耐摩耗性が向上します。またこのシリカ膜は密着性が非常によく、ゴムが変形した場合も追随し、膜が剥離する様な事はありません。機械的性質や耐溶剤性等を損なうことなく、プリンターの紙に送るローラーなどに適用されます。 特許 3725608 シート送りローラー
関連動画
カタログ(1)
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第1回[九州]半導体産業展 出展のご案内
2024年9月25日(水)、26日(木)で開催されます「第1回[九州]半導体産業展へ出展」に出展することとなりました。 当日は、リモコン、ケーブルなどの電子デバイスをはじめ、藤倉コンポジット製 空圧制御機器、自社開発商品である「トフマク非粘着コーティング」を出展する予定にしております。 皆様のおいでを心よりお待ちしております。 会期:2024年9月25日(水)・26日(木) 10:00~17:00 会場:マリンメッセ福岡 B館(小間番号:1-19) 主催:[九州]半導体産業展 実行委員会
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【INNOVATION DAYS 2020】出展、掲載のお知らせ
大阪工業大学様主催の「INNOVATION DAYS 2020」に、大阪産業技術研究所様の特設ページにて、弊社「トフマク」を出展、掲載いただくこととなりました。