利昌工業株式会社 公式サイト

ガラス布基材エポキシ樹脂積層板

電気絶縁性/耐熱性/機械的強度/耐薬品性 バランス良く整ったGFRP

 優れた電気絶縁性はもとより、プラスチックでありながらも耐熱性、機械的強度、耐薬品性を兼ね備えています。  このような特長を活かし、機械的強度が必要な部品に切削加工され、金属では不都合な箇所、たとえば、電気絶縁、断熱、さび対策、腐蝕(電蝕)対策、磁化対策などが必要な箇所に取り付けられる…といった格好でのご採用が多くを占めています。  合理的な価格でご提供できる割には、優れた特性をバランスよく兼ね備えますので、用途によっては、これまでご使用になっていた他の材料と置き換えることで、機能向上やコストダウンの実現が可能です。  さらに、比重も1.8程度ですから、たとえば、さび対策や腐蝕対策でステンレス(比重=8.0程度)の部品が採用される場面で、これとの取り替えに適えば、80%近い軽量化が実現します。

関連リンク - http://www.risho.co.jp/product/products2/un_clad/i…

基本情報

 ガラス布基材エポキシ樹脂積層板は、ガラス布にエポキシ樹脂を含浸させた基材(プリプレグといいます)を所定の枚数に重ね、これに高温をかけながら高圧でプレスして作る、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP:Glass Fiber Reinforced Plastic)です。 【特長】 〇機械的強度に優れ、厚さ1mmの試験片の曲げ強度は450メガパスカル、引張強度は350メガパスカルです。(JIS K 6911) 〇耐熱温度は130℃。180℃×2時間の熱処理後でも、強度や寸法に大きな変化が生じません。 〇電気絶縁性に優れ、材料1mmあたりの絶縁耐力は、28,000ボルトです。(JIS K 6911) 〇経年劣化による変色や寸法変化が、きわめて少ないプラスチックです。 〇油、溶剤、酸、アルカリなど耐薬品性に優れます 【サイズ】 〇厚みは品種により異なります。 〇表面研磨をすることで、厚み精度のご要望にお応えします。 〇定尺は1000×1000mmが基本ですが、品種により1200mm、1500mm、2000mmといった長尺にも対応できます。 〇ご希望のサイズにカットしてお納めすることも可。

価格帯

納期

型番・ブランド名

リショーライト

用途/実績例

屋内配電盤の絶縁板・絶縁サポータ、変圧器や発電機の絶縁スペーサ、絶縁ボルト&ナット・ワッシャ、絶縁カラーなど。 日本鉄道車両機械技術協会(JRMA)による「鉄道車両用材料燃焼試験」合格品もございます。

詳細情報

ラインアップ(6)

型番 概要
ES-3230 〇ANSI規格G-10の代表的なガラス布基材エポキシ樹脂積層板です。 〇耐熱性、電気特性、機械的強度など、最高レベルの性能を示します。 〇耐薬品性では、特に耐アルカリ性に優れます。 〇厚みは0.1~50mmまで製造可能です。
ES-3350N 〇ANSI規格FR-4.0の難燃タイプです。 〇ULのフレームクラス(難燃性)は94V-0です。 〇炊飯器やオーブンなど安全性が重視される家電の絶縁材料にも使用されます。 〇厚みは0.1~50mmまで製造可能です。
ES-3250J 〇ES-3230の黒色タイプです。 〇長期にわたる高温度中で、劣化の少ない材料として高い評価を得ています。 〇黒色の外観を活かし、遮光性が必要な用途へのご採用例もあります。 〇難燃化タイプ(FR-4.0)のES-3550Jもございます。
ES-3260 〇ANSIグレードG-11、耐熱クラスH(180℃)相当の最高級品です。 〇加熱による強度の劣化が少なく、耐熱スペーサや断熱材などに使用されています。
ES-3440 〇ガラスロービング布とガラス不織布を交互に組合せ、更に機能性充填材を配合した利昌独自の構成によるコンポジット材です。 〇耐アーク性、耐トラッキング性に優れます。 〇鉄道車両用材料難燃性認定品(3mm)です。 〇ハロゲン系難燃剤は使用していません。
ES-3753K 〇ガラス布とガラス不織布を組み合わせたコンポジット材です。 〇電気的特性はガラス布基材積層板と同等で、機械的特性についてもガラス布基材積層板の70%を維持しています。 〇切削や打ち抜きによる加工性に優れます。 〇鉄道車両用材料の難燃性認定品(3mm)です。 〇ガラス不織布のみのES-3711もございます。

ガラス布基材エポキシ樹脂積層板

技術資料・事例集

パンチング加工用 熱硬化性樹脂積層板(薄板)

技術資料・事例集

紙基材フェノール樹脂積層板(厚板)PS-1121E

技術資料・事例集

この製品に関するニュース(2)

取り扱い会社

当社の基本となる技術は、積層技術(Laminating Technology)と、注型技(Casting Technology)であります。この二つの技術を深く掘り下げ、多角化を進めております。汎用商品にあってはラーストワン企業になるべく、徹底した合理化を追求するなど自助努力を続けております。

おすすめ製品