シール
密封、摩擦低減、異物の除去
シールとは、一般的に二つの物体や部品の間に存在し、それらを密封するための装置や材料といった機械要素です。シールの主な目的は、以下のような点にあります。 ● 密封: シールは、物体や部品の間に隙間がないように密着させることで、気体や液体の漏れを防ぎます。例えば、軸とハウジングの間や、パイプやタンクの接合部などにシールが使用されます。 ● 摩擦低減: シールは、接触面での摩擦を軽減することで、機械部品の寿命を延ばす役割も果たします。例えば、軸と軸受の間にオイルシールが使用されることがあります。 ● 異なる環境の隔離: シールは、異なる環境(例えば、外部と内部)を隔離するために使用されることがあります。これにより、外部からの異物などの影響を防ぎ、内部の材料や液体を保護することができます。 シールは形状や素材によってさまざまな種類があります。シールは耐久性、耐熱性、耐薬品性などの要件に応じて、様々な素材(ゴム、金属、プラスチックなど)で製造されます。
基本情報
シールは非常に多様で、様々な要件に合わせて設計されます。 【パワートランスミッション・シール】 ● ラジアルシャフトシール: 回転部品と固定部品との間、または相対運動をする2つの部品間で使用します。 ● カセットシール: グリースまたはオイルを確実に封入できるように設計が最適化されています。液体または固体汚染物質の侵入から、最大限保護します。 ● Vリングシール: アキシアルシャフトシールで、 全ラバー製タイプと金属製ハウジング付きタイプとの2種類があります。 【油圧シール】 ● Oリング: 円環状のゴム製のシールで、一般的に圧縮されて密閉します。 ● ピストンシール: ピストンおよびシリンダ内径間のシール接触面を維持します。 ● ロッドシール: シリンダヘッドや可動ピストンロッド間の密封を維持します。 ● ワイパーシール: 機械が停止中でも稼働中でも、ピストンロッドとの接触面の密封を維持します。 ● ガイドリング: 油圧シリンダ内で最も一般的に使用されているガイドです。 特定の用途に好適なシールを選択することは、システム効率と信頼性を向上させる重要な要素です。
価格帯
納期
用途/実績例
● 回転軸の密封 ● 油圧シリンダーの密封
詳細情報
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