【インジウムミラーコーティングシステム】とは
インジウムミラーコーティングシステムとは
インジウムミラーコーティングシステムは、インジウムベースの高反射ミラー膜を形成するために最適化された専用コーティングプロセスです。標準工程は3コート・3ベーク(塗布・乾燥を3回繰り返す多層構造)で構成され、各工程における膜厚管理・加熱条件・環境制御が光学特性と密着性に大きく影響します。とくに、塗装ブース内の微粒子濃度・温湿度・静電環境などのパラメータが、最終的な膜品質(反射率、耐久性)を左右するため、クリーンかつ安定した環境下での塗膜形成が極めて重要です。 【インジウムミラーコーティングの特徴とメリット】 |環境負荷低減を実現した新しい金属カラースプレー方式 従来のメッキ処理に替わる、スプレー塗装技術を用いたコーティングシステム。 |多様な素材に対応可能 ステンレス、樹脂、ガラスなど、様々な基材に高密着かつ均一な膜を形成。 |電波透過性に優れた機能特性 光学的な高反射膜とは異なる、レーダーや通信機器向けの電波透過性能を備え、センサー関連用途に最適。 |自動化対応と多層コーティング タクボの塗装ロボットと連携し、自動化ラインに組み込み可能。下地層から保護層までの多層化で耐久性を調整可能。
基本情報
インジウム ミラー コーティング システムは、インジウムを主成分とした高反射性ミラー膜を実現するために開発された専用多層コーティングプロセスです。 工程は3コート・3ベークで構成され、各層において塗布→乾燥→加熱硬化(ベーク)を行うことで、密着性・耐熱性・光学性能に優れた塗膜を形成します。 ■ ベーク条件(参考値) 工程温度時間目的 第1ベーク(下塗り後):80–100 ℃10–15分下地層の溶剤揮発と軽度硬化 第2ベーク(中塗り後):120–150 ℃15–20分中間層の密着強化および平滑性向上 第3ベーク(上塗り後):150–180 ℃20–30分最終膜の完全硬化と鏡面性の安定化 ※加熱方式(熱風循環/赤外線/ガス式など)やワーク材質に応じて条件は調整可能です。 ■ 環境管理要件(推奨) 清浄度:クラス10,000(ISO 7)相当以上 温度:22–26 ℃ 相対湿度:45–60 % 静電対策:導電床・イオナイザー設置推奨 ※詳しくは資料をご覧ください。お問い合わせもお気軽にどうぞ。
価格情報
お問合せください。 → https://www.takubo.co.jp/contact/
納期
型番・ブランド名
インジウム ミラー コーティング システム
用途/実績例
※詳しくは資料をご覧ください。お問い合わせもお気軽にどうぞ。
ラインアップ(4)
| 型番 | 概要 |
|---|---|
| 3R3C ラインダンサー4gun8top | ・1台のロボットで1コート担当し、ロボット計3台で構成する塗装システムです。 移動の時間も短く、生産性がよく大量生産向けです。 3R3Cラインダンサー4ガン8トップ自動式塗装システム(大量生産向け) 1台のロボットに4ガン搭載 搬送装置(テーブル)8top |
| 3R3C スワンプロ2gun4top | ・3台のロボットで3コート(1台1色)を処理します。メッキ塗装のコンパクトタイプの準大量生産システムです。 スワンプロは自立型単体ロボットで、移載はスワンプロ搭載の回転装置付きダブルターンが担当します。コンベアーから切り離され、塗装物搬送装置コ_スワンがハンドリングを担うため、ラインが汚れず、ブツなど塗装不良を予防します。 3R3Cスワンプロ2ガン4トップ自動式塗装システム(準大量生産向け) |
| 1R3C ラインダンサー ターレット 3Gun 4top | ・1台のロボットで3コート(1台3色)を処理します。メッキ塗装の少量多品種向け生産ラインです。 色変えがスピーディーに行える、3ガン装着可能なターレットガンユニットを搭載しています。 コンパクトな塗装システムとなります。 1R3Cラインダンサー3ガンターレット4トップ自動式塗装システム(少量多品種向け) 1台のロボットに3ガンを搭載 搬送装置(テーブル)4top |
| 1R3C スワンプロ ターレット 2Gun 4top | ・バッチ式塗装システム 1台のロボットで3コート(1台3色)を処理するバッチ式塗装システムです。1コート処理ごとに作業者による乾燥炉へ。 少量生産向け塗装システムです。イニシャルコストも抑えられます。 1R3Cスワンプロ2ガンターレット4トップバッチ式塗装システム(少量多品種向け) 1台のロボットに2ガンを搭載 搬送装置(テーブル)4top |
カタログ(10)
カタログをまとめてダウンロードこの製品に関するニュース(3)
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【展示会】第8回 塗料・塗装設備展(コーティング ジャパン)展示 インジウム ミラー コーティング システム
タクボエンジニアリング株式会社では、2025年11月12日(水)~2025年11月14日(金)幕張メッセにて開催される第8回 塗料・塗装設備展(コーティング ジャパン)のCEMAブース内において、「インジウム ミラー コーティング システム」をアネスト岩田(株)、武蔵塗料(株)、タクボエンジニアリング(株)の合同出展にて展示ご案内いたします。 どうぞこの機会にご高覧頂きますようよろしくお願い申し上げます。 展示会名:塗料・塗装設備展(コーティング ジャパン) 主催:RX Japan 株式会社 開催期間:2025年11月12日(水)~2025年11月14日(金) 開催場所:幕張メッセ 出展ブース:CEMA 展示品目テーマ:新開発インジウム ミラー コーティング システム インジウム ミラー コーティング システムとは メッキに替わる金属光沢皮膜を塗装ロボットのスプレー塗装技術によって実現する塗装システムです。 主材料は、インジウム。塗料は「エコミラー49」武蔵塗料(株)製を使用。 ペイントロスを抑え、品質やコストパフォーマンスに優れ、また環境性能も向上している最新塗装システムです。
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エンブレムインジウムコーティング タクボエンジニアリング
タクボエンジニアリング(株)は、アネスト岩田レーシング レクサスレーシング車両の エンブレムに、インジウム ミラー コーティングを施した。 スーパーGT-300というレースは、市販車車両をレーシング仕様にカスタマイズしたレースで、アネスト岩田(株)はアネスト岩田レーシングとして参戦。その車両のエンブレムに、新開発 インジウム塗料を使用したメッキ調塗膜を再現するインジウム ミラー コーティングを施した。従来のメッキ皮膜の生産に比べ、塗料消費は少なく塗装コストを抑えられ、スラッジ料など産廃コストも大幅に削減し、環境性能を向上化している。スプレーによるメッキ調塗膜を再現している。 インジウム ミラー コートは、インジウム ミラー コーティング システムによって実現し、3コート3ベークのプロセスで実現。 武蔵塗料(株)、アネスト岩田(株)、タクボエンジニアリング(株)の共同開発により誕生した。 お問い合わせは タクボエンジニアリング(株)営業技術部 インジウム ミラー コーティング システム係 TEL:0475-50-0211 。もしくはTakubo Web お問い合わせページからお願いいたします。
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インジウム ミラー コート施工<br> レクサスRC エンブレムに アネスト岩田レーシング
【インジウム ミラー コート施工しました】 スーパーGT-300 レースに参戦中のアネスト岩田レーシング(アネスト岩田(株))が、2025年8月3日 『SuperGT-300 第4戦』富士スピードウエイ にトヨタレクサスGTで参戦。 その車両の後部レクサスエンブレムに「インジウム ミラー コート」を施工しました。 メッキ調のカラーコーティングです。 以降のレースでは、参戦ごとにカラーを変えて施工し、レースに臨みます。 以降のカラー計画では、レースごとにカラーを変え、マット調のインジウム ミラー コーティングも施行される予定です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー インジウム ミラー コーティング システムお問い合わせ https://www.takubo.co.jp/contact/ またはタクボエンジニアリング(株)営業技術部インジウム ミラー コーティング システム係まで タクボエンジニアリング(株)広報
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タクボエンジニアリングは、塗装のおける技術を確立し、ランニングコストを抑え利益効果のある塗装システムを独自に技術開発しています。 如何にして品質を上げるか、塗装コストを下げるか、利益を上げるか。総合的にしかも同時にこの要求を叶えるべく開発をしています。 世の中に無いから考える タクボエンジニアリングは、塗装経営に叶うシステムが無いから独自に考えます。また、より良い塗装システムのあり方を追求しています。 ◎塗装専用ロボットと塗装システムを独自に開発、販売しています。吊り下げ移動式防爆ラインダンサーに加え新たに自立型防爆スワンロボットをラインナップしました。 ◎主たる製品: 防爆塗装ロボット ラインダンサー、スワン 熱風乾燥炉 ドライテック 塗装ブース オイルブース コンベアライン ドラゴンライン 防爆型塗料供給システム シリンジポンプシステム 自動スプレーガン スコッチガン 小型防爆ACサーボモータ ホースレスロボット IH乾燥システム 塗装専用クリンルーム 特殊セラミックス塗料 UV塗装システム、乾燥システム その他の塗装システム




















































