陶磁器還元焼成統合管理システム<WD300シリーズ>
教育・研究機関、陶磁器生産現場での伝統的手法解析、属人的手法のデータ化を、IoTで低価格に実現!
焼成温度やカロリー相当量、CO濃度およびその時間累積量データは、計測部のディスプレイでリアルタイムに確認できます。また、設定通過点でのアラート表示も可能です。LAN、Wi-Fi、LTE(オプション)といった通信インターフェースに加え、LoRa無線通信も標準装備しており、ISAの既存センサ(温度・湿度・CO₂・低濃度CO)との連携によって、窯や炉周辺の環境・保安管理も統合的に実施できます。さらに、ガス圧や大気圧補正機能を備えたオプションモデルも用意しています。 【製品の特長】 ・還元焼成におけるCO濃度を高精度に測定(0.000〜10.000vol%) ・熱電対2ch同時測定(〜1768℃)に対応 ・ローカル/クラウド両対応でデータの保存・確認が可能 ・ガス圧・油圧調整やダンパー開閉の効果を視覚化 ・炎色やゼーゲルコーンの状態とCO濃度・累積値との関連づけが可能 ・陶磁器や工業用セラミックスの省力化・省エネ化・生産性向上に寄与
基本情報
<製品の仕様> 測定ガス:CO(最大10.00vol%) センサ方式:NDIR(2ビーム方式) 吸引ポンプ:ダイヤフラム式(最大1.0L/min) 流量:0.1〜1.0L/min 除塵フィルタ:3段階(5μm/1.0μm/0.2μm) 温度測定:熱電対2ch(Rタイプ標準、他対応可/最大1768℃) 表示:LCD(4行20桁)または7インチTFTモニタ 通信:有線LAN/無線LAN/LoRa無線対応 アラーム出力:無電圧接点2ch アナログ入出力:入力2ch、出力4ch(いずれも4-20mA/出力はオプション) 電源:AC100〜220V(±10%)/50・60Hz 消費電力:約80W 寸法:計測ユニット 450×160×400mm 前処理ユニット 480×945×475mm 使用環境:0~45℃/湿度0~90%RH(結露なきこと)
価格情報
本製品は、計測ユニット4モデルと前処理ユニット1モデルで構成され、受注は2025年4月30日より開始いたします。 価格はお問合せ下さい。
納期
型番・ブランド名
WD300シリーズ 陶磁器還元焼成統合管理システム
用途/実績例
◆陶磁器の還元焼成プロセス管理 窯内の一酸化炭素(CO)濃度と焼成温度をリアルタイムに測定・記録し、焼成の安定化と品質向上を支援 ◆職人の経験に頼らない焼成の再現性 数値による見える化により、熟練技術の標準化と教育ツールとしても活用可能。 ◆大学・研究機関での技術実験や検証 美術大学や技術センターなどでの共同研究や技術検証に。 ◆中小陶磁器事業者や個人工房での導入 コストと機能のバランスに優れ、小規模事業者にも導入しやすい焼成支援ツール。 ◆省エネ・省力化・生産性向上 無駄な燃料使用や不良品リスクを削減し、効率的な焼成環境を実現。
ラインアップ(5)
型番 | 概要 |
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WD300-L1<計測ユニット> | 表示部:LCD、温度:-50~+1768℃、CO濃度:0~10.000Vol.%、通信機能:LAN、Wi-Fi、LoRa、LTE*、圧力補正:無、フィルタ:2段 |
WD300-L1C<計測ユニット> | 表示部:LCD、温度:-50~+1768℃、CO濃度:0~10.000Vol.%、通信機能:LAN、Wi-Fi、LoRa、LTE*、圧力補正:有、フィルタ:2段 |
WD300-M1<計測ユニット> | 表示部:LCD、温度:-50~+1768℃、CO濃度:0~10.000Vol.%、通信機能:LAN、Wi-Fi、LoRa、LTE*、圧力補正:有、フィルタ:2段 |
WD300-M1C<計測ユニット> | 表示部:7inch TFTモニタ、温度:-50~+1768℃、CO濃度:0~10.000Vol.%、通信機能:LAN、Wi-Fi、LoRa、LTE*、圧力補正:有、フィルタ:2段 |
WD300-P1<前処理ユニット> | フィルタ:1段、除湿トラップ:2段、除湿・冷却:ペルチェ電子冷却 |
この製品に関するニュース(1)
取り扱い会社
ネットワーク警告灯(警子ちゃん / メル丸くん)のアイエスエイでは、ネットワーク監視、接点監視、PDU、ネットワークUPSなどの監視ソリューションをはじめ、LoRa無線通信による農業や流通、FA、食品、薬品、教育、医療分野にマッチしたIoT化ソリューションを展開。1990年代のUNIXの時代、シャットダウン処理に伴うトラブル対策として自動シャットダウン装置を開発。Embedded Linuxを中心にネットワーク関連装置の開発に注力。2000年代に入ると、あらゆる装置のネットワーク化を図り、統合管理・制御するためのソリューションを発表。現在も、インテリジェントUPS、ネットワーク警告灯、LoRa無線対応センシングシステム等、ユニークな製品開発を通して、高度な最先端技術を安全で簡単に利用できる形で提供し、ITインフラのボトムアップに貢献しています。 また、アイエスエイは、大規模基幹システムでの各種サーバの電源管理からシステムの自動運用に関する豊富な実績を強みに、ネットワーク上での遠隔監視や機器制御から電源(含むUPS)の運用・監視・管理まで、システム運用に関する豊富な技術を提供致します。