【自動滴定装置 技術資料】非水滴定の基礎
非水滴定でお悩みの自動滴定装置ユーザーにお勧め!有機溶媒を使用した滴定のヒントとアプリケーションをまとめた入門者向け冊子。
基本情報
非水溶媒の滴定は、主に以下のような場合に行います。 -物質が水に溶けないとき -サンプルが油脂のとき -酸または塩基の混合物の成分を滴定で個別に定量したいとき 水の代わりに(適切な)有機溶媒を使用します。その条件は以下のとおりです。 -有機溶媒にサンプルが溶けて、それでいてサンプルと反応しないこと。 -混合物中で成分の定量が可能であり、できれば有毒物質や水質危害物質ではないもの。 たいていの場合、数種類の溶媒があれば対応できます。よく用いられるのは、アセトン、エタノール、イソプロパノール、メタノール、トルエン、氷酢酸(濃酢酸)で、これらの2成分混合液が使用される場合もあります。 滴定液も、水では調整しません。たとえば、NaOHのエタノール溶液、KOHのイソプロパノール溶液、HClのエタノール溶液、HClO4の氷酢酸溶液などを使用します。 酸や塩基がプロトン性の溶媒(H2Oなど)に溶けていれば、プロトリシスが起こります。しかし、滴定中に生成した塩もまた、プロトン性の分解を起こすことがあります。そのような溶媒中では、同等の強さを持つ強酸を滴定で分化することは不可能です。
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取り扱い会社
スイスのヘリザウに本社を置くメトローム社は、70年以上の歴史を持つイオン分析に特化した分析機器のリーディングカンパニーです。世界140か国以上で製品とサービスを提供しています。長年培われたスイスの技術をベースに、装置は3年保証を実現しています。