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プレスリリース:高熱伝導性・低熱膨張性・加工性を同時に実現した 「金属-セラミックス複合材料」を開発

三菱マテリアル株式会社

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三菱マテリアル株式会社は、高熱伝導性・低熱膨張性を持ち、優れた加工性を有する金属-セラミックス複合材料を開発しました。 当社は、これまで培ってきた粉末冶金技術を駆使し高度に材料組織を制御することで、高熱伝導性と低熱膨張性を両立させながら、優れた加工性も有する新しい金属-セラミックス複合材料を開発することに成功しました。 この金属-セラミックス複合材料は、複合材料中の金属マトリックスがセラミックス粒子により分断されず連続的につながるように組織構造(金属マトリックスの三次元ネットワーク構造)を設計しています。 例えば、このうち新開発したAl-SiCは、アルミニウム合金以上の熱伝導率を持ちながら、極めて低い熱膨張係数を実現しています(図2、3参照)。また、炭化ケイ素(セラミックス)の含有量が少ないため、アルミニウム(金属)に近い優れた加工性を有し、一般的な金属加工方法が適用可能です。

新開発の金属-セラミックス複合材料の加工物の外観例 (左:円柱材の旋盤加工、右:板材の穴あけ加工)

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