樹脂材に滑水性をもたせる(長野高専)
はっ水(撥水)性とは異なる「滑水性」 =固体表面での水滴の滑りやすさ
支持基材であるガラス、アクリル、アルミニウム、シリコンウエハ、窓材、壁材、屋根材等の基材、につく水を速やかに下方に滑らせて落とす技術です。 材料に付く液体の滑りが良くなるので、 ・液送パイプ内での管内抵抗の低減 ・各種装置での洗浄液を速やかに除去する ことにも最適な技術を提供します。
基本情報
固体表面での水滴の滑りやすさを「滑水性」と呼びます。 はっ水(撥水)性とは異なる現象であると知られながら、はっ水(撥水)性を付与する理論に基づいて滑水性を付与しようとする提案が多いのが実際です。 本技術では水が樹脂表面上を滑らかに転落する滑水性を容易にする技術です。
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納期
用途/実績例
・衛生用品、医療用品への汚染を防止したい。 ・閉鎖空間内のセンサ受光部の汚染を防止したい。 ・樹脂壁面に飛び散った液体を即下方へ落としたい。 ・チューブやパイプの送液動力と管内抵抗を低減させたい。 ・チューブやパイプ内面への汚泥や汚物の付着を軽減させたい。 ・樹脂表面への液体、汚泥、汚物、又は雪の付着を軽減させたい。 ・MEMS等のマイクロアクチュエータの摺動面の低摩擦化を図りたい。 ・スキー板、スノーボード、スケートのブレード滑走面を低摩擦化させたい。 これらの要望に適用可能性があります。