高輝度蛍光ビーズを用いたイムノクロマトキットの開発[埼玉大]
濃度消光しない高輝度な蛍光ビーズによって高感度な抗原検査が可能です。
○技術の概要 凝集誘発発光(AIE)する蛍光物質を樹脂ビーズ内に包含させることで、従来使われてきた蛍光物質では成しえなかった高輝度な蛍光ビーズの製造が可能です。 この蛍光ビーズを用いることで、従来よりも高感度なイムノクロマトキット開発が可能となります。 ○従来技術との比較 【インフルエンザ】 金コロイドを標識物質に用いた検査キットに比べ、1000倍もの高感度化を達成。 【新型コロナウイルス】 現在市場で利用されている検査キットに比べ、20~40倍ほどの高感度検出が可能。 ○技術の特徴 ・AIE化合物を蛍光物質に利用 ・濃度消光せずに高輝度な蛍光ビーズを開発 ・蛍光イムノクロマト用バックグランド低減シートの開発 ・従来品より高感度なイムノクロマトキットの開発 ・ハンディ型紫外線照射器を開発済み
基本情報
本技術は埼玉大学の研究成果です。 企業との実用化に向けた共同研究開発を希望しています。 大学技術との連携による製品開発のご要望がございましたら、お気軽にお問合せください。
価格帯
納期
用途/実績例
(予想される応用先) ・臨床現場即時検査(POCT)への応用 ・超高感度イムノクロマトキットの開発 ・がんなどの病巣の可視化剤としての活用 ・新型コロナウイルス抗原検査キットとしての活用 (特許情報) 特願 2016-186496 AIE活性化合物を包含する蛍光性微粒子