【アルミ溶解保持炉】酸化物抑制タイプ【SMHシリーズ】
酸化物の発生を抑え、面倒な保持室の清掃が激減。(半年~1年に1回程度!)
酸化物抑制炉:SMHシリーズ (アルミ手許溶解保持炉・アルミ集中溶解炉) 【特長】 ◇保持室での低雰囲気温度(800℃以下)を保持し、 残存酸素濃度1%以下に抑えることでアルミ酸化皮膜の保護作用を活用し、 酸化の進行を遅らせる新発想の炉構造 ◇保持室内で溶湯に直接火炎を当てることなく 湯面を揺動させないために新開発フラットフレームバーナーを搭載し また排ガスを活用した熱交換器による省エネルギー化を図っています (電気ヒーターを採用したハイブリッド仕様もございます。) ◇炉構造のマッチングから強制対流伝熱を大きくとるために 火炎長、火炎径、火炎速度を考慮した新開発溶解バーナーを搭載しています 【期待される効果】(弊社の従来炉との比較) 酸化物抑制炉にすることで… ○保持室の清掃回数の削減(最長1年間不要の実績) 〇フラックス処理の不要(ドロス量によっては溶解室で実施) ○溶湯品質の向上(溶湯中の水素ガス、介在物の低減) ○材料ロスの削減による歩留まり向上 ○保持室での排熱回収による省エネで燃費が向上 ○炉表面温度の低減により作業環境が改善
基本情報
SMHシリーズ 型式 / 溶解能力 / 保持容量 SMH-100 100kg/h 500kg SMH-150 150kg/h 700kg SMH-200 200kg/h 870kg SMH-300 300kg/h 1200kg SMH-400 400kg/h 2000kg SCM-500 500kg/h 2500kg SCM-750 750kg/h 3200kg SCM-1000 1000kg/h 4000kg SCM-1200 1200kg/h 5000kg SCM-1500 1500kg/h 6000kg ※詳細はお問い合わせください。
価格帯
納期
型番・ブランド名
SMH
用途/実績例
【用途】 アルミ(非鉄金属)の溶解および保持 手許溶解炉、集中溶解炉、アルミ工業炉 【実績】 日本国内および 中国及び東南アジア(ベトナム、タイ など)で多数実績あり。 ※仕様等詳細はお問い合わせください。
カタログ(4)
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水素ガスバーナーによるアルミ溶解テストを実施!(2024年3月)
正英製作所ではカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に対応できる アルミ工業炉の開発に取り組んでいます。 この度、カーボンニュートラルなものづくりを目指すお客様と共同で、水素ガスバーナーによるアルミ溶解テストを実施いたしました。 テスト炉には酸化物の発生が極めて少ない溶解保持炉”SMH型”を採用し、 熱源は溶解用ガスバーナーに水素専焼ガスバーナー「EIS-H2」、溶湯保持を電気ヒーターとしたハイブリッド構成としました。 今回の溶解テストでは事前に行ったLPG燃焼ガスバーナーとの「溶解速度」「アルミ溶湯品質」の比較を実施。 詳細なテスト結果の分析は引き続き進めてまいります。 本テスト炉の詳細は添付資料をご覧ください。 テストの実施に関しましてもお気軽にご相談ください。
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カーボンニュートラルなアルミ溶解保持炉を開発【鉄鋼新聞に掲載されました。】2023年10月23日版 5面
【カーボンニュートラルなアルミ溶解保持炉 正英製作所が開発】 「鉄鋼新聞2023年10月23日版 5面」に掲載されました。 工業用ガスバーナーおよび工業炉の専門メーカーである株式会社正英製作所(本社:大阪市平野区、代表:鎺(はばき)正太)は、 自動車部品などアルミ鋳造現場の脱炭素化が実現可能なアルミ溶解保持炉を開発しました。 燃焼時にCO2を排出しない新型水素ガスバーナーを溶解ラインに採用。 水素燃焼によって溶解されたアルミ溶湯の保持ラインには高効率浸漬ヒーターを配置することで、 “水素×グリーン電力”によるカーボンニュートラルが実現可能な熱源構成となっています。 熱技術研究所に実機ベースのテスト炉を新設。水素燃焼の見学や、実際にアルミを溶解するテストを受付しています。 将来的なエネルギー供給の見通しが立たないなか、これまで培った燃焼技術と熱源のハイブリッド化技術を応用し製造業の脱炭素化に貢献してまいります。
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開発中の水素バーナー搭載アルミ溶解保持炉が「ダイカスト新報」に掲載されました。
ダイカスト新報に弊社の記事が掲載されました。 2023年3月30日付 ダイカスト新報 「正英製作所 水素ガス溶解炉開発 研究所の実炉で検証開始」 *5月より開所しました熱技術研究所にて 水素ガスバーナーを用いたアルミ溶解検証テストを受け付けています。 お気軽にお問い合わせください。
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脱炭素技術に挑戦!熱技術研究所のご紹介【5月8日オープン】
水素バーナーの燃焼設備をはじめ、各種テスト炉をご用意していますので生産現場の省エネ・低炭素化をお客様と共に徹底テストが可能です! お気軽に当ページよりお問い合わせください。 ~設備概要~ ◇アルミ手許溶解保持炉 水素燃焼でのアルミ溶解を実機ベースでテスト可能。酸化物抑制の炉構造です。 ・溶解能力:150kg/h ・保持容量:800kg/ch ・溶解バーナ(116kW)、保持ヒータ(9kWx2) ◇QCO塗装設備(塗装ブースと乾燥炉) 4 つの熱源でテストが可能。様々なワークに対応いたします。 ・ガス赤外線バーナ ・ガス遠赤外線パネル ・ガス熱風&ジェット加熱 ・電気赤外線ヒータ ◇高温テスト炉 水素および13A/LPG を使ったガスバーナの燃焼テストが可能。 排ガス成分の測定・炉内火炎形状の確認ができます。 ・炉内温度:Max.800℃ ■燃料供給 13A( 45 MJ/ ㎥) LPG(100 MJ/ ㎥) 水素(12.8 MJ/ ㎥) ■試験用電源設備 Max. 150 kVA , 200V(その他の電圧等はご相談ください。)
取り扱い会社
株式会社正英製作所では、【水素燃焼】に挑戦中!。 そのほか「各種オリジナルバーナの設計製作」、「安全燃焼システム配管機器」、「食品加熱」、「消煙・脱臭装置」、「塗装関連・熱処理」等の工業炉、「溶解炉・保持炉」等のアルミ工業炉など、あらゆる熱設備をご提案しています。 自社開発の省エネルギー型バーナはもとより、「ガス」と「電気」の其々の特質を生かした【ハイブリッド加熱】もご相談ください。