【分析事例】ポリオレフィン系材料の振動吸収と粘弾性特性
アプリケーションご紹介/ポリオレフィン系材料の振動吸収と粘弾性特性・ワイヤーコーティング工程における残留溶媒量の測定と制御
◆ポリオレフィン系材料の振動吸収と粘弾性特性 防音や防振による労働・生活環境の改善を可能にする材料として、振動吸収特性を有する材料が関心を集めています。振動の吸収は、材料の内部摩擦に伴うエネルギーロスによって生じると考えられており、エネルギーロス量は材料の粘性的な性質と相関することが知られています。材料の粘弾性測定を実施することにより、振動吸収に関する情報を得ることができます。 ◆ワイヤーコーティング工程における残留溶媒量の測定と制御 ディスクリート配線回路基盤で利用している絶縁ワイヤーは、ワイヤーのコーティング材中にある残留溶媒によってさまざまな製品不具合(ブリスター、層間剥離、etc…)を引き起こす要因となります。しかし、熱分析技術を用いた残留溶媒の検出、定量化技術により、高精度な品質管理を実施することが可能です。
基本情報
◆動的粘弾性測定装置 Discovery DMA 力と変位の測定、温度制御と精度、装置の剛性、および使い易さにおいて革新的な技術を備えています。 ◆熱重量分析装置 Discovery TGA 高度なエンジニアリングと細部へのこだわりによって、TGAテクノロジーのさまざまな側面を強化しました。 ◆熱機械分析装置 Discovery TMA Modulated(温度変調) TMA、動的TMA、クリープと応力緩和の高度な試験モードが機能を拡張し、材料の機械的挙動に関する有益な情報を提供します。
価格情報
お問い合わせください
納期
型番・ブランド名
熱分析装置・粘弾性測定装置 Discoveryシリーズ
用途/実績例
アプリケーション例 ・ガラス転移温度(Tg)/時間および温度による結晶化/融点/結晶化率/ 融解熱/比熱/酸化安定性/硬化率/反応解析/純度熱安定性 ・成分分析/熱安定性・酸化安定性/ライフタイム/分解速度反応解析/ 雰囲気ガスとの反応効果/水分や揮発成分定量/沸点 ・基盤とコーティング材の評価/ラミネート相の評価/樹脂やエラストマーと フィラーとの関係/シール材や密封材の機能評価 ・弾性率/α,β,γ転移/硬化や硬化速度/粘度/ダンピング特性ポリマー形 態/ /クリープ特性/応力緩和
関連動画
カタログ(7)
カタログをまとめてダウンロード取り扱い会社
ティー・エイ・インスツルメント・ジャパンはTA Instruments100%出資による日本法人です。 熱分析・レオロジー・マイクロカロリーメーターと力学解析の装置販売、メンテナンスサポート、デモンストレーション測定、技術セミナーを行っており、材料の最新情報を皆様にご提供し、また材料測定の技術開発に取り組んでおります。 【主要取扱装置】 ☆熱分析/示差走査熱量計(DSC)、熱重量測定装置(TGA)、熱重量示差熱分析装置(SDT/TG-DTA)、蒸気吸脱着装置(Q5000SA) ☆粘弾性測定(レオロジー)/回転型レオメーター(DHR・ARES)、動的粘弾性測定装置(RSA・DMA・EF3200)、ゴム試験用キュアメーター(RPA) ☆微小熱量測定(カロリーメーター)/等温滴定熱量計(ITC)、微小熱量測定装置(NanoDSC)、等温熱量測定装置(TAM) ☆熱物性測定装置/熱伝導率測定装置(DTC・FOX)、熱拡散率測定装置(DLF、DXF)熱膨張率測定装置(TMA,DIL)、光学式熱膨張率測定装置(ODP、HM) ☆疲労試験機/ElectroForceシリーズ・BioDynamicシリーズ