分析事例:レオメーターによる坐薬とヘアワックスの粘弾性評価
分析のスペシャリストによる医薬品の分析事例のご紹介です。今回は坐薬の体内動態とヘアワックスの粘弾性測定です。
粘弾性測定装置レオメーター『Discovery Hybrid Rheometer』は、周辺の環境を制御し、力、歪み、および歪み率の幅広い範囲にわたり測定を行います。 当社では、高感度レオメータであるHR-30から汎用のHR-10まで、感度と能力のニーズに合わせて3種類のモデルをラインアップ。 当製品は、さまざまな性能や仕様を改善し、正確な歪、歪速度、応力制御、ノーマルフォースを実現しているほか、当社の技術革新である特許取得済の Smart SwapジオメトリとSmart Swap温調システムを搭載しています。 【主な特長】 ■超低イナーシャドラッグカップモーター(特許取得済) ■磁気ベアリング(特許取得済) ■高分解能オプティカルエンコーダ ■オプティカルエンコーダデュアルリーダー(特許出願中) ■ノーマルフォースリバランストランスデューサ(FRT)
基本情報
TA Instrumentsが取り扱うのは「レオメーター」と呼ばれる粘弾性測定装置です。本記事では、身近な医薬化粧品である坐薬とヘアワックスの粘弾性測定事例をピックアップして測定のイメージモデルとともに分かりやすくご紹介していきます。 ◆体内における坐薬の軟化挙動 体内に注入して使用される坐薬では、保管温度および体内温度での粘弾性が製品としての性能に強く影響します。そこで、2種類の坐薬サンプルについて、粘弾性の温度依存性測定を実施しました。 ◆ヘアワックスの塗り心地とクリープリカバリー試験 髪質やセットしたい髪形に応じて、多種多様なヘアワックスがずらりと陳列されているのをよく見かけます。手に取ってみるとそれぞれ感触が異なり、粘弾性に違いがありそうです。レオメーターを用いると、その弾性率や粘度といった基本的な粘弾性指標を定量評価できますし、また、下記で紹介しますように、髪に塗り込む操作を模倣した測定モード(クリープリカバリー試験)にてヘアワックスの伸びの良さや保持力の評価も可能です。
価格情報
詳細は弊社営業よりご案内させていただきます。 お問い合わせフォームよりお気軽にご質問ください。
納期
型番・ブランド名
粘弾性測定装置 『Discovery DHR』
用途/実績例
■トゥルーポジションセンサー(特許出願中) ■ナノトルクモーターコントロール ■優れた応力、歪、歪速度制御 ■ダイレクト歪振動 ■スラスト・デュアルラジアルベアリングデザイン ■超低コンプライアンス一体成型筺体 ■耐熱・防振エレクトロニクスデザイン ■Smart Swapジオメトリ(特許取得済) ■オリジナルSmart Swap温調システム ■優れたペルチェテクノロジー ■ヒートスプレッダテクノロジー(特許取得済) ■アクティブ温度コントロール(特許取得済) ■カラーディスプレイ ■直感的なタッチキーパッド ■トレーサブルトルクキャリブレーション(特許取得済)
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取り扱い会社
ティー・エイ・インスツルメント・ジャパンはTA Instruments100%出資による日本法人です。 熱分析・レオロジー・マイクロカロリーメーターと力学解析の装置販売、メンテナンスサポート、デモンストレーション測定、技術セミナーを行っており、材料の最新情報を皆様にご提供し、また材料測定の技術開発に取り組んでおります。 【主要取扱装置】 ☆熱分析/示差走査熱量計(DSC)、熱重量測定装置(TGA)、熱重量示差熱分析装置(SDT/TG-DTA)、蒸気吸脱着装置(Q5000SA) ☆粘弾性測定(レオロジー)/回転型レオメーター(DHR・ARES)、動的粘弾性測定装置(RSA・DMA・EF3200)、ゴム試験用キュアメーター(RPA) ☆微小熱量測定(カロリーメーター)/等温滴定熱量計(ITC)、微小熱量測定装置(NanoDSC)、等温熱量測定装置(TAM) ☆熱物性測定装置/熱伝導率測定装置(DTC・FOX)、熱拡散率測定装置(DLF、DXF)熱膨張率測定装置(TMA,DIL)、光学式熱膨張率測定装置(ODP、HM) ☆疲労試験機/ElectroForceシリーズ・BioDynamicシリーズ