【分析事例】等温熱量測定装置 TAMによる細胞代謝と薬効の評価
分析のスペシャリストによる細胞関連の分析事例のご紹介です。今回は細胞を用いた評価に有用な熱分析装置の測定事例をご紹介します。
TA Instruments が提供可能な測定実績 ☆熱分析/ガラス転移・結晶化・熱分解重量・硬化反応・膨張率・熱伝導率・収縮率・水分の影響 etc. ☆粘弾性測定(レオロジー・レオメーター)/粘弾性・弾性率・粘度・応力緩和・クリープ・マスターカーブ・残留歪・分子量・分子量分布etc. ☆微小熱量測定(カロリーメーター)/分子間相互作用・結晶化・非晶性・凝集/沈殿・分散性・溶解性・相溶性・ぬれ性・安定性・吸着性etc. ☆疲労試験/引張強度・温度依存性・粘弾性・弾性率・粘度・応力緩和・クリープ・マスターカーブ・残留歪etc.
基本情報
今回TA Instrumentsがご紹介するのは「TAM」と呼ばれる等温熱量測定装置 です。本記事では、細胞培養に関連する分析事例として、腫瘍細胞の代謝計測による抗がん剤の薬効評価事例をご紹介していきます。 ◆腫瘍細胞の代謝計測による抗がん剤の薬効評価 ヒートフロー(単位時間当たりの熱量変化)は、細胞の代謝がより活発なほどより高い値を示します。抗がん剤濃度が高くなるに伴い、長時間経過のヒートフロー値は低くなっており、腫瘍細胞の代謝が低下していることが分かります。 測定結果から用量-反応曲線を作成することもでき、TAMは迅速なバイオアッセイ手法として使うことができる装置です。
価格情報
詳細は弊社営業よりご案内させていただきます。 お問い合わせフォームよりお気軽にご質問ください。
納期
用途/実績例
バイオ燃料の特性評価や好適化に対して、信頼性が高く有意義な結果を提供する優れた機能が搭載されています。 温度スキャン(DSC)モードでは、ワックス出現温度(WAT)がはっきりと可視化され、等温モードでは燃料生成工程における触媒反応の反応速度を経時的に観察できます。 分析装置、熱量測定装置の中でもTAMは液体、固体、結晶、高分子、燃料、食品、電池などさまざまな製品の評価が可能です。 【特徴】 ■応答性の高い温度制御で、4~150 ℃の範囲で制御可能 ■長期間に渡る実験においても、正確で安定したヒートフロー測定が可能 ■4つのカロリメータポジションはカロリメータを最大4つまで搭載可能 ■カロリメータは、サイズ、感度など様々な構成で利用可能 ■独立したアクセサリを最大8つまで制御可能 ■独立したプローブ/ソースインターフェース用の新しい電圧I/Oジュール 【仕様】 [サーモスタット] ■熱媒体:オイル ■カロリメータ数: 4 ■温度範囲:4 ~ 150 ℃ ■正確度: < ± 0.1 ℃ ■長期安定性: < ± 100 μ ℃/24h ■スキャン速度: ≤ ± 2 ℃/h
関連動画
カタログ(28)
カタログをまとめてダウンロードこの製品に関するニュース(4)
-
6月開催!マイクロカロリメータで見るバッテリーの熱特性評価ウェビナー
開催日時 2024年6月11日(火) アーカイブ動画の申し込みは下のリンクから! https://pages.waters.com/2024-06-11-WBN-TAJP-BCMSShortWebinar_LP-Registration1.html 13:00~13:40 【題目】マイクロカロリメータで見るバッテリーの熱特性 【概要】マイクロカロリメータは非常に微小な熱量変化を高感度に測定できる装置であり,物質や化学反応の熱特性を理解するために広く利用されています.バッテリー技術の研究や開発においても,バッテリーの自己放電や劣化メカニズムの解析,安全性評価などに有用です.本講演ではマイクロカロリメータの概要と原理,そしてバッテリーを中心とした応用例について紹介します. 【講師】TAインスツルメント アプリケーション課 前田 美奈子
-
※申し込み終了※4月オンラインLIVEセミナー開催!〜バッテリーセミナー〜
4月2日(金)、国立研究開発法人 産業技術総合研究所 エネルギー・ 環境領域省エネルギー研究部門/ 齋藤 喜康 様をお招きして、バッテリー オンラインセミナーを開始致します。 バッテリーの研究・開発に是非お役立てください。 また、弊社のグループ会社/日本ウォーターズの講演もございます。 皆様のお申込み、お待ちしております。 【ご参加ツール】Zoom *Webブラウザからもご参加いただけます。 (Zoomアプリケーションをダウンロードせずにご参加可能) 参加費:無料 内容および申し込みは詳細ページをご覧ください。 また受講のご連絡は、開催一週間前にメールにてお知らせします。 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 齋藤 喜康 氏 【題目】リチウムイオン電池の研究開発における熱測定・熱分析の活用 他
-
※申し込み終了※2月オンラインLIVEセミナー開催!〜医薬品セミナー〜
★ 2月10日開催!医薬品オンラインセミナーのお知らせ ★ 2月10日、国立研究開発法人物質・材料研究機構の川上先生(医療応用ソフトマターグループグループリーダー/主席研究員、併任 筑波大学大学院 数理物質科学研究科 物質・材料工学専攻 教授)をお招きし、医薬品の分析・評価についてのセミナーを開催致します。 また、弊社のグループ会社/日本ウォーターズの講演もございます。 お申込みお待ちしております。 【ご参加ツール】Zoom *Webブラウザからもご参加いただけます。 (Zoomアプリケーションをダウンロードせずにご参加可能) 参加費:無料 内容および申し込みは詳細ページをご覧ください。 また受講のご連絡は、開催一週間前にメールにてお知らせします。 国立研究開発法人物質・材料研究機構 川上 亘作 氏 【題目】医薬品研究ツールとしての熱分析装置:単なる評価手段から一歩踏み込んだ活用術 他
-
※申し込み終了※7月オンラインLIVEセミナー開催!〜タンパク質分析〜
★ タンパク熱量測定&抗体エンジニアリングのオンラインセミナー開催 ★ この度、「抗体エンジニアリング」に関するオンラインセミナーを 開催致します。講師に東京大学医科学研究所の長門石先生をお迎えし タンパク熱量測定と抗体エンジニアリング研究の最先端情報をご講演 いただきます。また、弊社から等温滴定熱量計(ITC)や生体高分子用 示差走査熱量計(DSC)などの装置情報、グループ会社のWaters社からは 抗体分析特化したHPLC, UPLC技術について紹介させて頂きます。 ご自宅や職場からお気軽にご参加ください。 【ご参加ツール】Zoom *Webブラウザからもご参加いただけます。 (Zoomアプリケーションをダウンロードせずにご参加可能) 参加費:無料 ※ソフトの仕様上、人数制限がございます。お早めにお申し込みください。 内容および申し込みは詳細ページをご覧ください。 また受講のご連絡は、開催一週間前にメールにてお知らせします。
取り扱い会社
ティー・エイ・インスツルメント・ジャパンはTA Instruments100%出資による日本法人です。 熱分析・レオロジー・マイクロカロリーメーターと力学解析の装置販売、メンテナンスサポート、デモンストレーション測定、技術セミナーを行っており、材料の最新情報を皆様にご提供し、また材料測定の技術開発に取り組んでおります。 【主要取扱装置】 ☆熱分析/示差走査熱量計(DSC)、熱重量測定装置(TGA)、熱重量示差熱分析装置(SDT/TG-DTA)、蒸気吸脱着装置(Q5000SA) ☆粘弾性測定(レオロジー)/回転型レオメーター(DHR・ARES)、動的粘弾性測定装置(RSA・DMA・EF3200)、ゴム試験用キュアメーター(RPA) ☆微小熱量測定(カロリーメーター)/等温滴定熱量計(ITC)、微小熱量測定装置(NanoDSC)、等温熱量測定装置(TAM) ☆熱物性測定装置/熱伝導率測定装置(DTC・FOX)、熱拡散率測定装置(DLF、DXF)熱膨張率測定装置(TMA,DIL)、光学式熱膨張率測定装置(ODP、HM) ☆疲労試験機/ElectroForceシリーズ・BioDynamicシリーズ